
こんな疑問に答えます!
- 英語が聞き取れない7つの理由
- 英語を聞き取る2つの段階
- 英語を聞き取るための練習方法
- 英語を聞き取るためのオススメ教材
僕はオーストラリアのメルボルン大学に進学・卒業しましたが、最初は英語力が思ったように伸びず、ネイティヴが言っていることは1つもわかりませんでした。
【動画第2弾】
『僕が留学先でやってしまった英語ミスまとめ』 pic.twitter.com/Xg1N2VSxwb
— ちーや🇦🇺メルボルン (@ChiyaMelbourne) June 19, 2019
英語が聞き取れないと全ての自信が喪失していきますよね!「もうずっとこのままかもしれない…」と思えてきますよね!そんな人は、ぜひ見てください!
英語が聞き取れない7つの理由

「〜英語が聞き取れない7つの理由と対処法〜」でも詳しく解説していますが、英語が聞き取れない理由は大まかに分けると7つあります。
- 英語の音を知らない
- 英単語の意味を知らない
- 英語の表現を知らない
- 英文法が欠落している
- 音が早すぎてついていけない
- 知らないトピックについて話している
- 発音練習不足
6番に関しては知っているかそうでないかだけの違いなので普段からどれだけ敏感に情報に触れているかが大切になってきますが、英語が聞き取れない時に最も重要なのが7番の「発音練習不足」だと僕は考えています。
「自分の口で話せることは、実際に聞き取ることができる」からです。

言語能力の根本は「音」だと言われていて、この土台が整っていると英語の全スキルReading, Listening, Writing, Readingがグンッと伸びるようになります。
自分の口で実際に発音することで脳は「この音、すごく大切なんだね!」と強く認識するようになるので、必然的にリスニングも伸びるのです。

英語を聞き取る2つの段階

英語を聞き取れるようになる時は基本的に2つの段階を踏むと言われています。

英語を聞き取る段階1:英語そのものの音を認識する
英語には日本語にない音がたくさんあります。アルファベッドの音はもちろんのこと、単語単体の音も日本語とは大きく異なることが多く、単語同士の繋がりである「リエゾン」の音の変化を含めると、もう日本語の音とは大きくかけ離れてしまいます。

英語の音を脳が認識していなければ、英語を聞いたとしても一種の音楽のようなものを聞いている時と変わらないので、脳は必要ではない情報だと考え、文字通り、「右から左へ」受け流してしまいます。
まずは、英語の音を脳に認識させること。
英語を聞き取るためには、これが圧倒的に欠かせないのです!

英語を聞き取る段階2:音が聞こえたとしても意味を理解できない
この段階は「英語を聞き取れない7つの理由」でいうところの
- 英単語の意味を知らない
- 英語の表現を知らない
- 知らないトピックについて話している
にあたります。
例えば、僕はビジネスやカフェのことがすごく好きなのでこの辺りの会話はほとんど理解できるし、聞き取れますが、法律関連のこととなると完全に思考停止。専門的な用語が出てきた時点で僕の頭はオーバーヒートしてしまいます。
知っている内容もさることながら、通常日常の中で使用する単語や表現が専門的な意味合いに変わればその内容は理解できなくなるし、それは英語の音声になっても聞き取ることができなくなるのです。

専門的な内容でなくても、知っている基礎的な単語や表現力が不足していればネイティヴの英語を聞き取ることは難しくなるし、理解できる範囲も限定されてしまいます。
脳が英語の音を聞き取れるようになったとしても、その意味を理解することは、また別のスキルなのです。

英単語を効率的に覚える方法に関しては下の記事に詳しくまとめてあるから、参考にしてみてね!
英語が聞き取れない時の練習法

ここでは英語が聞き取れない時に僕が行っていた練習法をご紹介します!

英語が聞き取れない時にすべき練習法1:一語一句聞き取る(精聴)
英語が聞き取れない時に真っ先にすべきは精聴だと僕は思ってい流のですが、精聴には5つのメリットがあるからです。
- 聞こえる英語と実際の英語が一致する
- カタカナ発音が矯正される
- リエゾンの音の変化が聞き取れる
- 文法予測ができるようになる
- 発音が矯正される
これが英語を聞き取る上での土台となり、このベースがなければ英語の音は右から左へと流れていってしまいます。
野球をやっている人であればきっとわかると思いますが、いきなり150kmの豪速球を打つことってできないんですよね。素振りで型を整えることから始まり、トスバッティングで動くボールを打つ練習を重ね、50km、100kmと速度をあげ、そしてようやく辿り着けるのが「150km」です。

同様に、ゆっくり流れる英語が聞き取れない状態でネイティヴの爆速英語を聞いても脳は音を認識できていないので、打席に立っても空振りで終わってしまいます。
ぬかるんだ土地に高層マンションは建たないように、まずはしっかり音を認識することから始め、土台を固める必要があるのです!
英語を聞き取れない時にすべき英語精聴4つのステップ

英語を精聴する時のステップは基本的にシャドーイングのステップと同じです。
- 音声なしでテキストをリーディングする
- テキストなしで英語音声をリスニングする
- テキストを見てリスニングする
- テキストを見ずに英語音声をシャドーイングする
この4つのステップを徹底的に行うと英語初心者でもかなり聞き取れるようになりますが、気をつけるべき点がいくつかあります。
英語を精聴する時に気を付けるべき4つのこと
英文を精聴する際に気をつけるべきことは大まかに4つあります。
- 優しめの英文を使用する
- 何度でも聴き直せる教材を選ぶ
- 音声の英文(スクリプト)がある
- 全文を理解できる英文である
英文の精聴は英語の音を聞き取る上ですごく効果的ですが、この4つのポイントを外してしまうと学習効率は圧倒的に落ちてしまうので「マジで」気をつけてください!

これは教材選びが問題だから、今の自分のレベルに合った教材を使うようにしてね!
英語が聞き取れない時にオススメ3つの英語教材

ここでは僕が実際に使用してた3つのオススメの教材をご紹介します!

シャドーイングおすすめ教材1:英会話・ぜったい音読(入門編)
音読を練習する際の超鉄板の参考書ですがシャドーイングにもすごく効果的な教材で、同時通訳の神様と呼ばれている「國弘正雄氏」が手がけた音読の入門編です。
この参考書で徹底的にシャドーイングすると中学レベルの英語を使いこなせるようになります。スピーキングをゼロから鍛え上げたい人にすごくオススメです!
シャドーイングおすすめ教材2:速読英単語
高校受験では最早必須と言っても良い単語帳ですが、シャドーイング練習にも超使えます。すごく簡単な単語が使用されているのでストレスなくシャドーイングでき、1つ1つの英文が短いので短時間でシャドーイングできます。
電車やバスの通学時間、洗濯の合間や散歩をしながら等、ちょっとした隙間時間でできるので、留学してからも電車の中でこの単語帳でずっと使ってました!

音読おすすめ教材3:音読パッケージ
そして、最もオススメしたいのが、この「音読パッケージ」です。
英語教材を30冊ほどこなしてきた僕ですが、シャドーイング教材で一番効果のある参考書だと思っています!
音読パッケージをオススメする理由は3つあります。
- 飽きにくいので続けやすい
- 音読以外の効果が得られる
- 英文が超簡単、且つ実用的
「音読」と言っても、「先行リスニング」や「リピーティング」など、その学習法は様々でどれを試したら良いのかわからなくなるのですが、音読パッケージはそれが簡潔にまとめられています。それら複数メソッドを組み合わせているので、飽きずらく、シンプルにまとめられているので続けやすい構成になっています。
また、リピーティングやシャドーイングなど、異なる切り口から学習ができるようになっているので、スピーキングだけでなく、リーディングやリスニング、そしてライティング能力もバランス良く伸ばすことができるようになっています。
そして、使用されている英文が超簡単で実用的なので、この参考書を使用していく中で実践的な英語能力を身に付けることができます。「◯周目は◯回音読する」と、音読する回数もしてしてあるので、一種のガイドラインにそるだけで英語力が伸びていくのです。

英語は聞き取れるようになる!

僕はオーストラリアのメルボルン大学を卒業しましたが、元々英語が得意だったわけではなく、留学当初は思うように英語力が伸びずかなり悩みました。
ネイティヴが何を言っても聞き取れないし、自分の言っていることも理解されないので、何度も日本に帰ろうかと考えましたが、今回ご紹介した方法を使って練習を重ねたことで、少しずつ聞き取れること、理解できる内容が増えていきました。
ローマは1日では成らないように英語も一瞬で伸びることはありませんが、やったことは着実に自分の中に蓄積されていきます。
今やっていることも決して無駄にはならないので、諦めることなく、ぜひ頑張ってください!
