【これがリアル】英語の勉強をゼロから始めた結果!実践的な英語力を身に付ける方法

ちーや
 

英語力伸ばしたいけど、何から勉強したら良いんだろう?どんな順序で何を勉強したら良いんだろう?具体的な勉強法が知りたいな。

 

このような疑問に答えます。

この記事では、これから英語をゼロの状態から勉強を始める人に、海外の大学に留学する実践的な英語力を目指すための英語学習の順序と具体的な学習法について解説します。いろんな学習法が叫ばれていますが、ぶっちゃけ何が正しいのかわかりませんよね。僕の経験を元にどんなことに注意しながら、何を行なっていけば良いのかをお伝えします。

なお、僕はオーストラリアのメルボルン大学に進学・卒業しました。

高3の頃は偏差値28を取り、県模試最下位を叩き出しました。浪人してもどこからも「合格」の2文字をもらうことはできませんでした。そんな落ちこぼれの僕だからこそ、英語初心者が英語を学ぶ際にどのように感じるのか、どのような学習を行えば実践的な英語力がつくのかをお伝えできるのではないかと思います。

英語の勉強、まず何から始める?

どの言語においても脳科学的にはっきりしていることがあります。

それは、「音」のベースがあれば言語能力は上達しやすい、ということ。

僕らは学校教育の中で「読む」など文字をベースとした勉強を行なっていきます。受験が文字ベースだからです。

しかし、本来言語習得において最も先に鍛えるべきは「音」です。正しい音を知っていればリーディングもライティングも、そしてスピーキングも伸びていきます。

例えば、赤ちゃんは両親の言葉を何度も聞いて、何度も口にしながら言語を習得していきますよね。現に小学校に入る前から文字を勉強していなくても話すことができます。

リーディングやライティングなどの文字ベースのスキルは、正しい「音」さえ脳に染み付いていれば後天的に発達しますが、逆に文字を知っていても正しい音を知らなければ英語の意味を取ることはできません。(マクドナルドを英語で聞くと「メクドーネル」のように聞こえて、それ自体をマクドナルドだとわからない等)

英語力がゼロの状態でこれから勉強を始める際は、まずはリスニングに重点を置いて学習を進め、その後スピーキング、リーディング、ライティングの順序で勉強を進めるようにしてください。

英語を勉強する順序

聞く→話す→読む→書く

実践的な英語力は「使う」ことが必須

少しだけ下の図を見てください。

僕らは通常中学生から高校3年生までの6年間英語を勉強しますが、大半の人が英語を聞いたり、話したりすることができません。外国人に道を聞かれても対応するどころか恥ずかしくて目を合わせられない人も少なくないと思います。

日本人が英語を使えない理由は、使う練習(アウトプット)が圧倒的に足りないから。

上記の図のように、インプットの量が多くても実際に使えるアウトプットの量は極僅かなのです。脳の中でインプットする時に使用する分野とアウトプットする時に使う場所は異なります。日本の英語教育は文字ベースで、且つ読むこと(インプット)に重点を置いて勉強しますが、実際に英語を使うためには、英語を使わなければなりません。自分の口で話せないことは、耳で聞くこともできないので、結果としてリスニングもできません。

実践的な英語力を身に付けるためには、必ず「使う」必要があるのです。

英語のインプットとアウトプットに関しては以下の記事に詳細を書いているのでぜひ参考にしてみてください!

英語上達とインプット・アウトプットの関係性!大切なのは〇〇だった!?

2019年2月14日

実践的な英語力を身に付けるために必要な根本要素

英語を長年勉強してきて感じるのは、英語力は総合力である、ということ。

英語の基礎である、単語・文法・発音のどれかが欠落していると英語力は思った通りに伸びてはいきません。どんなに長い英語でも単語で構成され、文法というルールに則って配置されています。そしてそれを実際に音として発音されてようやく「実践的な英語力」になります。

そしてその根幹となるのが「音」です。

英語の勉強を始める時は「音」に軸を置きながら、単語・文法・発音の3要素をバランスよく伸ばしていきましょう!

英語の音は「聞き取り能力」と「発音能力」

英語の「音」は分解すると2つに分類されます。

1つ目が聞き取る時に必要になる音です。正しい音を知っていないと聞き取ることはできませんし、内容を理解することもできません。文字を視覚的に見て理解するのと、耳で聞いて理解する能力は脳内では別の分野を使用しているからです。

例えば、以下の英文を見てください。

My friend is off to work right now.
 

何ともないシンプルな英語ですが、リスニングする時は「is」と「off」が繋がるので、感覚的には「イゾフ」のように聞こえてしまいます。音の繋がりを知っておかなければ「イゾフ=is off」と理解することができなくなってしまいます。

また、音は聞き取るだけでなく、発音にも大きく影響します。正しい発音でなければ話せないし、もし自分の想像で発音したとしても相手は聞き取ってくれません。仮に頭の中に正しい発音があったとしても、それを正しく発声できるかどうかはまた別問題です。

ウサインボルトから超高速走を伝授してもらったとしてもいきなり早く走れるようにはならないように、英語においても、発音する練習を何度も繰り返す必要があるのです。

英語の聞き取り練習法については以下の記事に詳しく書いています!

【最新版】ネイティヴ英語を一発で聞き取る3つの練習方法!海外大に進学した時にやったこと

2019年2月2日

発音が超重要な4つの理由

英語学習において「音」は上達の鍵になるものです。ここではなぜ発音が重要なのかについて4つの理由をお伝えします!

正しい発音で単語を覚えると記憶に残りやすい

単語を正しい発音で覚えると暗記しやすいと言われています。

通常日本人が英語教育の中で単語を覚える時は、視覚的に(スペルや形、どこのページに記載されていたのかなど)、そして自分なりの発音で記憶しています。

(僕も受験生の頃は発音なんて一切わからなかったので、Patent(特許)という単語を「パテント」として覚えていましたwww)

最初は特に発音がわからないので、自分の想像上の発音で記憶しますが実際にネイティブと会話する時に一切通じないし、聞くこともできません。使えない英語は英語ではないので、実践的な英語力を身に付けるためにも単語を勉強する時は発音も合わせて覚えるようにしてください!

ちなみにですが、実践的な英単語力を身につける方法は以下の記事に詳しく書いているので参考にしてみてください!

海外大生が教える!1ヶ月で英単語を2冊分覚える方法と5つのステップ【受験用】

2018年11月6日

音と音の繋がりがわかるようになる

少しだけ以下の例文を見てください。

Fiddling around and learning through trial and error.
 

この英文は以下のTEDトークで「20時間かければどんなことであっても程度のレベルまで上達する」という内容の一部を切り取ったものです。

このTEDトークの2分23秒あたりでこのフレーズを使っているのですが、注目すべきは「trial and error」の部分。日本語にもある「トライ&エラー」のことですが、日本語でトライ&エラーと言う時は「トライ・アンド・エラー」と1つずつ言葉を区切りながら話します。

しかし英語においては、Trialの「al」の部分と「and」、そして「err」の音が繋がりすぎて、おそらく最初はトライ&エラーのことだと気付かないと思います。これは「リンキング」または「リエゾン」と呼ばれる音の繋がりを理解していないことからくるもので、仮にそれぞれの単語をわかっていたとしても全く異なるものとして聞こえてしまいます。

発音を適切に覚え、音の繋がりが理解できるようになるとこのような音の流れについていくことができるので、結果としてリスニング力の向上に繋がるのです。

リスニングにおける音の聞き取りに関しては、以下の記事に具体的な勉強法を記載しているので参考にしてみてください。

リスニングを飛躍的に伸ばす5つの要素と4つのコツ

2018年11月5日

音読やシャドウイングの学習効果を上げることができる

また、英語力の底上げをする際に、僕は「音読」や「シャドウイング」することを推奨しているのですが、音読やシャドウイングをする時に適切な発音をしていないと学習効果が落ちる場合があります。

例えば、音読をする時に単語の意味が分からなければ英文の内容が頭に入ってこないように、発音がわからなければ「何て読んだら良いのかな?」と考えてしまうので、結果として音読の効果が薄れてしまいます。

シャドウイングをする際も音の繋がりを理解できていないとそもそもリスニングをすることができないので、結果として思ったような効果を得ることはできなくなってしまいます。

単語1つ1つの発音を適切に覚え、音読やシャドウイングで最大の効果を出せるようにしましょう!

シャドウイングの具体的なやり方と注意点に関してはこちら

【最新版】英語力が超伸びるシャドーイング方法4つのコツ!

2018年11月5日

リスニング、スピーキングを初段階で一気に伸ばせる

言語習得の鍵は「音」です。音のベースがあればリスニングはもちろんのこと、スピーキングも伸びやすくなります。

「自分の口で話せることは、実際に聞くことができる」と言われているように。リスニングとスピーキングは表裏一体の関係性にあります。リスニングができる人はスピーキングも伸びやすいし、逆にスピーキングを伸ばせばリスニングも爆伸びしやすい、ということです。

そして、リスニングとスピーキングを繋げるものが「音」であり、「発音」になります。

実践的な英語力を身につけるためにも、まずは「音」を徹底的にマスターしていきましょう!

英単語と英文法は中学レベルでOK

「実践的な英語力を身に付ける」ことを考えた時、おそらく多くの人が「難しい単語を覚えなきゃいけないのかな」とか「複雑な文法を勉強しなきゃいけないのかな」と考えてしまうと思います。

しかし、実践的な英語力に必要なのは中学生レベルの単語力と文法力です。

英検1級で出てくるような単語やクジラ構文などは一切必要ありません。もちろん使える単語が増えることは表現の幅を増やすことになるので「英語力」自体は向上しますが、頻繁に使用するわけではないので覚えても使わない可能性が高いし、短期間で実践的な英語力を身に付けることを考えるとかなり非効率です。

まずは頻繁に使用することになる中学生レベルの単語と文法の基礎を固めるようにしてください!

海外大生が教える!1ヶ月で英単語を2冊分覚える方法と5つのステップ【受験用】

2018年11月6日

英文法勉強法!僕が3ヶ月で英文法を覚え海外大に進学した方法

2018年11月6日

実践的な英語力を身につけるために必要な学習時間と目安

一般的には実践的な英語力を身に付けるためには2000~3000時間だと言われています。多くの英語上級者が口を揃えてこの数字を口にしているし、おそらくこのくらい時間をかければほぼ間違いなく伸びると思います。

アメリカのジャーナリストで超有名なマルコム・グラッドウェルの研究によると、1万時間を費やすとどんな分野でもトップになれることがわかっています。英語力をトップのレベルにまで上げる必要はないことを考えるとおそらくこの2000~3000時間ルールは比較的妥当な数字だと思います。

しかし、3000時間とはフルタイムで働いた時の約2年分に相当します。

1日換算だと3時間ほどの勉強時間を毎日確保しなければなりません。それだけの時間を確保できるのであれば問題ないと思いますが、全員が全員時間に余裕があるわけではないと思います。

僕の経験上、実践的な英語力を身に付けるのに必要なのは100時間です。

仮に1日1時間勉強するとしたら早い人で3ヶ月ちょっと、遅い人でも5ヶ月で実践的な英語力を身に付けられる計算になります。どこまでのレベルを目指すのかにもよりますが、海外留学、または海外大進学レベルであればこのくらいの時間を集中的に行えば現実的に可能だと思います。

アメリカのライターでTEDトークでも紹介されたジョシュ・カウフマンによると、大抵のことは20時間で習得できるそうです。英語学習に置き換えるのであれば、僕の経験上、実践英語を20時間集中的に勉強すれば日常会話は問題ないレベルにまで十分に到達可能だと思います。

「大抵のことは20時間で習得できる」に関してはTEDトークを見てみてください!

英語力を伸ばすために読むべき英語習得法オススメの本

英語力ゼロでも実践的な英語力は身に付く!

僕も英語力ゼロの状態から勉強を始めましたが、最終的にはメルボルン大学に進学・卒業することができました。実践的な英語力を身に付けるためにはすごく難しい単語を覚えたり、複雑な文法を学ばなければならないと考えてしまいますが決してそんなことはなく、基礎が固まっていれば十分です。

また、大量の時間を費やす必要もありません。集中的に100時間使えば、実践的な英語力は身に付けることができます。「使う」ことを意識して、英語力をグングン伸ばしていきましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

13 + 12 =

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)