こんな疑問に答えます!
- 留学に必要な英語力とは?
- 留学で英語力が伸びる期間
- 留学しても英語力が伸びない人の9つの特徴
- 留学で英語力を伸ばすためにすべき5つのこと
僕はオーストラリアのメルボルン大学に進学、卒業しましたが、最初は英語力が思ったように伸びず、すごく悩みました。
17歳: 人生野球
18歳: 受験失敗
19歳: 浪人→受験失敗→短大
20歳: 恩師に出会い勉強開花
21歳: 同志社編入
22歳: 英語勉強開始
23歳: 同志社卒、渡豪
24歳: メルボルン大学入学
25歳: 失恋で割と凹む
26歳: メルボルン大学卒業
27歳: Twitterフォロワー1.5万人、起業準備中#10年を振り返る pic.twitter.com/m66Uxk2MeG— ちーや🇦🇺メルボルン (@ChiyaMelbourne) September 24, 2019
留学で英語力がどのくらい伸びるのか不安ですよね!何も得られないまま帰国することを考えると怖いですよね!そんな人は、ぜひ見てください!
留学に必要な英語力ってどのくらい?
「〜目的別の留学に必要な英語力〜」でも詳しく解説していますが、留学に必要な英語力は目的によって大きく異なります。
- ワーホリ:英語力ゼロでもOK(TOEIC500あれば望ましい)
- 語学留学:日常会話程度の英語力(IELTS5.5程度)
- 大学留学:ネイティヴと会話できるレベル(IELTS6.5:最低)
- 大学院留学:専門分野をディスカッションできるレベル(IELTS7程度)
留学の目的によってどの程度の英語力が必要なのかは異なるし、必要な勉強法も変わってきます。僕の場合は大学院進学だったので「英語」の中でもディスカッションできる能力(リスニング・スピーキング)が特に必要でしたが、ワーホリや語学留学の場合はそこまで高いものは必要ありません。
必要な英語力は、留学にどんな目標を持つのかによって異なるのです。
(↑メルボルン大学のDiscussionの様子↑)
しかし、どの目的においても言えるのは、中学レベルの基礎英語は固めておくべきだ、ということ。
留学するのであれば「英語を話せるようになりたい…」と言う気持ちが少なからずあると思いますが、中学レベルの基礎英語が欠落すると留学で英語力が思ったように伸びなくなります。
地場の緩い土地に高層ビルは建たないように、英語力を伸ばすためにはしっかりとした基礎が必要になるのです!
留学で英語力ってどのくらいの期間で伸びるの?
これは人によってそれぞれですが、僕の英語力の遍歴をぶっちゃけていこうと思います。
- 数日~1ヶ月:日本にいる時と変わらない
- 1~3ヶ月:少し英語が聞ける、話せるレベル
- 4ヶ月~半年:リスニング力が伸び、話せることが増える
- 半年~1年:表現の幅が圧倒的に増える
- 留学1年以上:大半のことは聞けるし、自分の話したいこともほぼ言える
これはあくまで僕の例であり人によってはもっと伸びる人もいると思いますが、僕は留学して半年後にメルボルン大学に進学しました。十分な英語力だったとは到底言えませんが、少なくとも大学院での授業を理解し、ネイティヴとディスカッションできる程度までは伸ばすことができました。
人によってはこれを「爆伸び」というのかもしれませんし、「大したことないね」と思う人もいるかもしれませんが、こういう例もあるんだね、と、参考程度になれば嬉しいです。
留学で英語力が伸びない人の9つの特徴
留学しても英語が話せない人の特徴は大きく分けると主に9つあります。
- 基礎英語が欠落している
- 英語力の先に目的がない
- 留学先で英語に一切触れていない
- 家に引き篭もる
- 英語を「使う」練習をしていない
- ネイティヴの友達が少ない
- わからない英語表現が出てきても素通り
- 日本語を多用しすぎている
- 間違うことを恐れている
留学では「毎日英語漬け」を想像している人は多いと思いますが、必ずしもそうとは限りません。例えば、ワーホリで留学した場合、最初は職歴がないので基本的に大半の人は日本食レストランで働きますが、そこで働いているスタッフは日本人が多く、お客さんと話さない限りそこは日本語環境になります。
住む場所も日本人が多いところだと日本語になるので、家と職場の往復だけしていると日本にいる時と環境は変わらなくなるのです。
留学で英語力がどのくらい伸びるかは、あなた次第。
留学でどんな目的を持ち、いかに行動するのか、どのように時間を使い、何を達成するのかという意識を持つことがすごく大切になります。
「留学に行けば、英語力は伸びる」では決してないのです!
留学で英語力を伸ばすためにすべき5つのこと
ここでは留学で英語力を伸ばすためにすべき5つのことについて具体的に掘り下げていきます!
留学で英語力を伸ばすためにすべきこと1:留学前の準備はしっかり!
少しだけ、上の動画を見てください。この動画ではいかに「海外大や留学のリアル」を現地の大学に通う学生と話したものですが、ここで強調したいのは、留学先で学ぶ英語は多くの場合、日本でもできる、ということ。
ワーホリや語学留学の場合は語学学校に通って英語力を身につけることが多いのですが、そこで習う多くのものは日本でも勉強可能なものが多いのです。
(↑僕の通っていた語学学校↑)
特に英文法は英語で説明されても最初は少々分かり辛く、理解するのに結構時間がかかるのですが、日本語で勉強しておくとスッと頭に入る場合があります。もちろん語学学校に行くと話す相手が目の前にいるので「英語を使う機会」は圧倒的に増えますが、「英語を使う」こともシャドーイングやオンライン英会話を使えば日本にいても十分できてしまいます。
留学先で英語力ゼロからスタートするのかレベル10からスタートするのかでは、留学先での英語力の伸びは大きく変わるのです!
留学前にしっかりと英語の基礎を固め、現地で英語のシャワーを浴び、留学でしかできない経験をたくさんしてください!
留学で英語力を伸ばすためにすべきこと2:留学する目標を明確にする
留学で英語力が伸びやすい人は英語力の先に明確な目的や目標があります。自分がなぜ留学に来たのか、その目的は何なのかを今一度考えてみてください。留学の目的や目標を考える時のポイントは以下9つです。
- 留学に来た理由は何か
- 留学の先には何が待っているのか?(将来像など)
- 英語はその目標にどのように影響するのか?
- その目標を達成するためにはどんな英語力が必要か?
- 英語力を数値化できるものはあるか?(TOEFLやIELTSなど)
- 数値化できる場合、どのくらいのスコアが必要か?
- いつまでにそのスコアを取得するのか?
- そのスコアを取得するためにどんな勉強をすべきか?
- 1日に何の勉強をどれだけすべきか?
少し難しいと思うので、僕の例をご紹介します!
- メルボルン大学に進学するため
- 国際開発に携わる人材になるため
- 知識の大幅な増強、キャリア幅の増大
- コミュニケーションベースの英語能力(Speaking、Listenning)
- IELTS
- IELTSで5(最低)を取得する
- 2016年10月末までに取得し、ブリッジングプログラムに滑り込む
- 大学ではリスニングやスピーキングが圧倒的に必要になるので、専門用語や表現を覚えつつ、シャドーイングで使える英語力にする
- 1日1時間の暗記、最低2時間のシャドーイングが必要
ここまで目標を落とし込むと1日にやるべきことが明確に見えるので、ぜひやってみてください!
留学で英語力を伸ばすためにすべきこと3:基礎英語は徹底的に固める
- 英単語
- 英文法
- 発音
どんなに長い英文も単語という語句で構成され、文法というルールによって並べられています。英語を話すとは、結論、瞬時に脳内で英作し言葉にすることであり、英単語や英文法、そして発音が欠落すると英語を話すことは出来なくなります。
「中学英語はもう知ってるよ」という人は、ぜひ「使う練習(アウトプット)」を徹底してみてください。使う練習に重点を置くだけで、話せる内容がグッと増えるはずです。
留学で英語力を伸ばすためにすべきこと4:ワカラナイことはメモを取る
留学で英語力がどのくらい伸びるのかは、どのくらいの英語表現を使えるのかということ。留学で英語力が伸びなくなってしまう1つの原因はワカラナイことをそのままにしてしまうことです。
ワカラナイ表現が出て来た時は英語力を伸ばすチャンスなので、素通りせず、しっかりとメモって、成長の糧にしてください。
オススメなのは、メモった英語表現をその日のうちに使うこと。
友達との会話で使っても良いし、カフェの店員との話の中で使用しても良い。または、独り言で自分に対して話すのでも良いと思います。結局のところ、使えば使った分だけ記憶には残るしそれは次第に使える英語へと変化していくので、ワカラナイ表現ほど徹底的に使い倒していきましょう!
留学で英語力を伸ばすためにすべきこと5:留学先では英語環境に自ら飛び込む
留学で英語力が伸びない人は自ら行動を起こさない傾向にあり、無意識的に英語環境を避けていることも少なくありません。
特に最初は出来ないことばかりなので失敗する自分を見たくなくて英語環境から逃げてしまいがちなのですが、結局のところ逃げても英語力が上がるわけではないので、自分から飛び込んで強制的にでも英語を使う状況に追い込む必要があるのです。
オーストラリアであれば学生であっても週20時間まで働くことができるので、最初は日本食レストランであったとしても、その後は現地のローカルカフェで働くなど、職場を英語環境に変えることで英語のシャワーを浴びることができます。
実際僕もローカルのカフェで働いていましたが、スタッフは全員ネイティヴ、お客さんとも英語だったので、接客に関する英語力は圧倒的に伸びました。
留学で英語力がどのくらい伸びるかは、あなた次第!
結局のところ、留学して英語力がどのくらい伸びるのかは、あなた次第です。
目的意識を持ってドンドン行動し、英語環境に飛び込めば英語力はグンッと伸びるし、留学前は考えても見なかったレベルにまで到達することだってきっとできます。留学で英語力が伸びるのには理由があるし、それは積極性あってのことです。
自分から能動的に動いて、有意義な留学にしてください!