この記事ではこんな疑問に答えます。
- 留学前に英語力を爆伸びさせる勉強法
- 留学前に重点的に勉強すべきこと
- 英語脳を短期間で鍛える方法と脳内の仕組み
- 留学前に英語力を上げる3つのメリット
僕はBe動詞もわからないような状態から英語の勉強を開始・留学しましたが、その半年後にはオーストラリアのメルボルン大学に進学・卒業しました。
勉強からとことん逃げ、毎日素振りすることだけが正義だった10年前。
その後真反対の人生を歩むことになりました。
ほんと何があるかわからないね😂#10YearChallenge pic.twitter.com/dk0aKnED7j— ちーや🇦🇺メルボルン (@chiyahenyMel) 2019年1月19日
今回は僕が留学前の英語勉強でやっておけば良かったと後悔していることを一挙にまとめました。留学前にできる限り英語力を伸ばしたい!という方は、ぜひ見てください!
留学前の僕の英語力
この動画は英語力ゼロで留学した僕の5年前の英語力がどのくらいヤバかったのかをぶっちゃけたものですが、この動画を見ればわかる通り、留学当初の僕の英語力は本当に悲惨なものでした。(“I Cafe Go”なんて、SVOCの文系すら完全無視してますよね…)
しかし、この壊滅的な英語力からその半年後にメルボルン大学へ進学。周りに助けられながら、無事に卒業することができました。
今回はそんな僕が今だから言える、留学前にやっておけば良かったと後悔していることについてシェアしていきたいと思います!
留学前に英語を勉強する3つのメリット
僕の経験上、英語力を留学前にある程度上げておくと以下3つのメリットがあります!
- 英語力が伸びやすくなる
- 留学中に得られるもの(知識や人脈)が広がる
- 留学費用を抑えられる
留学前に英語を勉強するメリット1:留学中に英語力が伸びやすくなる
英語を英語で理解できる「英語脳」ができていなかったり、英語そのものを使う力がないと、留学期間中に英語力は思っている以上に伸びていきません。僕の経験上、留学する前にある程度の英語力があれば特に以下4つのことが起こります。
- ネイティブの言っていることがある程度わかる
- 聞けるので、コミュニケーションが取れるようになる
- 聞き取れるので、ある程度話すことができるようになる
- 会話ベースで英語を勉強できるので、英語力そのものが伸びなくなる
英語力において自信とか、聞けた・話せた経験ってすごく大切で、「私、英語が使えるんだ!」とか「英語って、楽しい!」と思い込む、または自信がつくだけで英語力って伸びていくんです。脳科学的にもこれは証明されていて、自分の興味関心のあることに関しては脳はいち早く吸収しようとします。
『英語話す時は自信持って!』に疑問を持ってる人へ。
ある研究によると、自信のある人ほどスピーキング力が高くなりコミュ力や会話力が伸びる一方、不安が大きい人の上達は遅く、言葉や文法をより間違いやすいことがわかってます。
なので『あれ、俺英語話せるんじゃね?w』という勘違いは超最強です。 pic.twitter.com/8SricxjqXu— ちーや🇦🇺メルボルン (@ChiyaMelbourne) April 2, 2019
英語以外でも趣味に没頭している時は全然苦にならないし、時間が経つのものすごく早いですよね!逆に嫌いなことや苦手なことに関しては気持ちが乗らず、いつまで経っても生産性は上がらなかったりします。
英語においても「自信」だったり「得意意識」だったりするんです。
なので、留学前に英語を勉強しておき現地で実践的な経験を得る方が、英語力は圧倒的に伸びるのです!
留学前に英語を勉強するメリット2:留学中に得られるものが広がる
英語は語学であり、言葉です。言葉は人とコミュニケーションをとる上ですごく重要なものですが、言語の壁が高いということは、それだけ友達を作ることも簡単ではありません。ある程度英語力があった方がやはり友達は作りやすいし、込み入った話もできるようになるので関係性も深まります。特に語学学校に通う人であればそこで出会う人たちとの距離はすごく近いので、何としてでも交友関係を広げたいところです。
また、フットサルを通して普段関わることのないところまで交友関係を広げることができました。フットサルの輪に入ることができたのもある程度の英語力がついてからであり、留学前に英語力が身に付いていれば、もっと早い段階で友達は作れたのだろうと思います。
交友関係の輪の大きさは現地で生活していく上ですごく重要になるので、英語力は留学前に伸ばしておくことをオススメします!
留学前に英語を勉強するメリット3:留学費用を抑えられる
人によっては語学留学だけでなく、その後の海外大への進学を目的にしている人もいるかと思います。僕もメルボルン大学へ入学する前に語学学校に通いましたが、ある程度英語力が高ければ語学学校に通わなければならない期間も短くなるので、結果として費用を大きく抑えることができます。
正直な話、語学学校に通ったからと言って英語力が伸びる人とそうでない人にはっきりと分かれますし、長期で語学学校を利用したからと言って、必ずしも英語力が飛躍するわけではありません。
逆に言えば、日本であっても英語力は十分に伸ばすことができるし、留学先では「英語を使う」実践の場にすると英語力はより飛躍させることができます。
留学前にするべき英語勉強法〜単語編〜
ここでは、僕が今現在も行なっている学習法をご紹介していきます!
留学前の単語と文法の勉強はある程度で良い
留学前に必要なのは「英語脳」を作ることなので、重点的にやらなければいけないのは「音」をベースとした「英語を使う」学習ですが、ある程度知っている単語が多い方が使える幅はやはり広がります。
英単語を勉強する必要はないよ!と推しているサイトはたくさんあるし、あるYouTuberも文法は勉強していないよ!と発信してるのですが、僕ら純国産の日本人が「英語脳」を短期間で作り上げるためには、ある程度の単語力と文法力があった方が効率が良いのです。
ただし、英単語は中学生レベルで良いし、英文法も5文型を理解できていれば十分です。
YouCanSpeakを使用して何度も何度も反復練習していく過程で自然と単語力は身に付いていくし、構文の入れ替えを脳内で繰り返し行う中で実践的な文法力も向上していきます。
そもそも「Bizzare」とか「Garnish」など受験で覚えなければいけない応用単語やクジラ構文など、受験ですごく苦労して覚えたものは日常会話ではほとんど使いません。僕らが普段、シンプルな文法で簡単な単語を使って会話するように、英語においても難しい英単語や英文法は必要ないのです。
留学前の英語勉強は必要性と興味関心のあるものから!
また、英単語を勉強する上で最も大切なのは、日常的に必要なもの+自分の興味のある分野から勉強すること。
英単語学習と聞くと受験単語を引っ張り出してきて暗記する人が多いのですが、そもそも脳は必要性のあるものと興味関心のある情報をいち早く覚えようとするので、その特性をうまく利用してあげた方が効率的に暗記しやすいのです。
受験で習う応用単語ではなく、Eyebrow(眉毛)やEyelash(まつ毛)、Pupil(瞳)、Bangs(前髪)など日常的なもの、または自分の趣味や勉強している分野を優先的に勉強した方が単語力は圧倒的に伸びるし、聞き取れる内容や話せる幅も大きく広がっていきます!
中学英語使えるってマジですごい。
・旅行ほぼ問題ない
・ドラマ理解できる
・バイトor仕事できる
・友達できる可能性大
・日常会話の80%は中学英語中学英語をバカにする人は多いけど、使える人って本当にすごいですよね。
どんな目標でも、まずは『中学英語使える』を目指すべき。— ちーや🇦🇺メルボルン (@ChiyaMelbourne) December 2, 2019
留学直前の英単語勉強法
日常的な単語に関しては1つ1つ覚えるのではなく、英文の中で覚えるようにしてください。
日常的な単語は「誰とどこでどんな会話をしたのか?」という「体験記憶」をうまく使うと効率的に暗記することができます。話者の特徴や話している内容、そしてその状況など、いろんな情報とその単語が結びついて忘れにくくなるからです。
通常の単語の勉強法は文字だけなので記憶にも残らないし、実際に使うこともできません。文字情報だけに依存した暗記の仕方には限界があるし、使い方もわからないので実践的な英語力を身につけるという点で非効率的です。
そこで僕が使ったのが「ネイティブ英会話フレーズ集3240」。
メルボルンに4年住んでいるのでわかるのですが、この本に載っているフレーズは日常の中でかなり頻繁に使います!「このフレーズ聞いたことある!」と思ったことは一度や二度ではありません。この本に載っていない単語は会話の中でもほとんど出てこないので、日常単語はこれ1冊やっていれば十分だと思います。
下の画像のように場面別に使うフレーズが分けられていて、その状況を想定しながら単語を学ぶことができるのですごくオススメです!CDが付いているので音声に合わせてアウトプットするとすごく効果的なので、ぜひ試してみてください!
また、ご自身が勉強している分野の単語に関してオススメなのは、ググって画像検索にかけること。例えば、経済用語の「Recession」をググると以下のようなイメージが出てきます。
表示された画像全体を見ると、何となく「下降気味」だというイメージが湧きます。このイメージってすごく重要で、Recessionという単語を見たらイメージが浮かんでくるので思い出しやすくなります。専門用語は特に暗記が難しく、似ている単語も多く出てくるので、イメージと合わせて暗記すると非常に効果的です。
日常単語でもこの方法は使えますが、日常単語においてはフレーズの中で頭に入れた方が実践的なので、バランスが大切なのかなと思います。
留学前英語勉強法〜留学前は徹底的にリスニングとスピーキングを伸ばすべき
「英語聞けないし、話せないから留学に行くのに…」と思った方へ。確かに英語をちゃんと聞けるようになったり、実践的に話せるようになるには時間がかかるし、現地で経験を積むことは英語力の飛躍においてはすごく大切なことです。
でも「英語を理解する英語力=英語脳」がなければ現地で実践しても聞けるようにはならないし、結果話すこともできません。そして、脳科学的には、言語習得は「音」が非常に重要で、単語や文法などの文字情報は「音」さえあれば後々勝手に伸びていくと言われてます。
例えば、”Coffee”というスペルを目で見てわかったとしても、耳で聞いて理解できるわけではありませんよね。目から入った情報と耳から入る英語とでは、脳の中で処理する場所が異なるからです。耳から入った英語を英語として理解する状態は「英語脳」と呼ばれますが、英語脳が育つと目から入った情報も理解しやすくなります。
しかしその逆はありません。英語脳ではない状態で英語が入ったとしても自己流の発音で読んでいる可能性が非常に高いので、実際に聞いてもCoffeeだと認識できないんですよね。
また、僕らは日本の学校教育で「文字ベース」で英語を勉強していきますが、その場合、発音の認識に日本語が介入してしまうので、綺麗な発音ができなくなります。
つまり、英語力を伸ばすためには「音」をベースに「英語脳」を鍛えていく必要があるのです。そして「英語脳」を鍛えるのが、リスニングとスピーキングなのです。
留学前に英語脳を鍛えるためには?
英語脳を鍛えるためにリスニングとスピーキングに重点を置いて勉強しますが、僕が今現在もやっていることはたった1つです。
それは、徹底的にスピーキングすること。
「自分の口で話せることは、実際に聞くことができる」と言われていて、リスニングとスピーキングは表裏一体の関係性にあります。なのでスピーキング力を伸ばすと、リスニング力も同時に伸びていき、結果として英語脳を鍛えることに繋がるのです(英単語や英文法の疑問に関しての詳細は後述します)。
留学前に短期間でスピーキングを伸ばすオススメの英語学習プログラム2選
僕は留学後にこのプログラムを実践し、スピーキング力を圧倒的に伸ばすことができました!
メルボルン大学に入学する前はIELTSのスピーキングにすごく苦手意識があって何度もずっと5.0止まりでしたが、YouCanSpeakを使い始めて3週間で目標とする6.5を取得することができました。その後も僕のスピーキング力は伸びに伸び、IELTSでは最終的には7.5を取得。スピーキングの向上と同時にリスニングも飛躍し、7.0まで伸びています。
(これまでの僕の努力は何だったのか、と、少し悲しくなりました・・・泣)
- 言いたいことが英語でスラスラ言えるようになる
- 英文が瞬時に脳内で浮かぶようになる
- ネット環境があれば、いつでも・どこでも学習可能
- 初心者でも受講可能
- 長期留学者にオススメ
通常、僕ら純ジャパ(日本生まれ日本育ち)が英語を話そうとする場合、英文の基礎構造が抜けているので上手に文を作ることができません。基礎構造の習得は幼少期であれば母国語として簡単に身に付きますが、純国産の僕らにはそれができません。13歳以降は日本語脳が確立されてしまうので、応用英語も扱うこともできなくなります。
例えば「これは昨日私の友達が私にくれたリンゴです」という英文を瞬時に作ることができるでしょうか?YouCanSpeakでは以下4つのプロセスを辿って、英文を瞬時に作れるようトレーニングしていきます。
- 私の友達が昨日私にそのリンゴをくれました
(My friend gave me the apple yesterday.)
- 私の友達が私にくれたリンゴ
(The apple that my friend gave me.)
- これは彼の家です。
(This is his house.)
- これは昨日私の友達が私にくれたリンゴです
(This is the apple that my friend gave me.)
この文構造の組み替えを何度も何度も練習し、「実際に使う」ことで脳内で英作する時間を縮めながらスピーキング力を伸ばすプログラムになっています。
留学前にスピーキングを伸ばそう!と思うと「単語や文法を勉強しないと無理じゃない?」と考えてしまうと思いますが、YouCanSpeakの場合は単語力も文法力もそこまで必要としません。中学生レベルの単語力と文法力があれば十分で、英語初学者でもゲーム感覚でスピーキング力を伸ばすことができます。
レベル別に難易度が分かれているので、単語力や文法力に自信がないな、という人でも気軽に取り組むことができるようになっています。
留学で英語フレーズがスラスラ話せるようになるおすすめの教材:7+English
そして短期留学の人に僕が圧倒的にオススメしたいのが、この「7+English」です。
- 留学前に圧倒的即戦力が身に付く
- 英語が口からサッと出てくるようになる
- 1日20分から英語学習が可能
- インプットとアウトプットが同時にできる
- 短時間で大量に使える英語をアウトプットできる
- 1日に勉強する内容が決まっているので取り組みやすい
- 短期留学者にオススメ
これのすごいところは、インプットとアウトプットが同時にできてしまうところ。英語フレーズ集は基本的に覚えて暗記することがメインなので「使う」ことができないというのが欠点ですが、この教材はそれを上手にカバーし、留学先で実際に使える実践力を養えるようプログラムされています。
例えば、僕ら英語勉強中の人は「英語を話す時に先に日本語で考え、英文に置き換えて話す」という過程を通常とおりますが、実際の会話では日本語で考えていては会話スピードに追いつくことができません。このプログラムでは「英語を英語で考える」ことができるよう、「使う」ことに重点を置いて学習プログラムが設計されています。
日本語音声→英語音声→倍速再生
これが通常モードですが、このプログラムには続いて復習モードがついており、そこで大量にアウトプットすることができます。
日本語音声→空白3秒→英語音声
日本語音声と英語音声の間に3秒間の空白があり、英語の答えが流れる前に英文を言い終えるようトレーニングしていきます。これができるようになると「日本語→英語」だった脳内回路が「英語→英語」に変化していくので、英語で話しかけられてもサッと意識せずに英語が出てくるようになるのです!
(↑僕のスマホの画面↑)
僕はこれを留学の3ヶ月前に購入し、上の写真のようにスマホに入れて隙間時間に大量にアウトプットしていました。確かに1日20分でも効果はかなり期待できますが、僕はすごく不安だったので毎日1時間ずっとこれをやってました。1つの科目は1分程度で終わるので、ほんのちょっとした隙間時間を使いたい人にはすごくオススメです!
オーストラリアに5年生活しているのでわかるのですが、日常の中で使用するフレーズやパターンは基本的に決まっていて、七田式ではそれを60パターンにまとめてあるので1日1パターンを使えるようにするという設定で60日でプログラムされています。
留学前に短期間で「使える英語」を身に付けたい人は、マジで使ってみてください!60日続けた後、きっと驚くと思います…。
英語学習プログラムを実践した後の僕の英語力
上記2つの英語学習プログラムを実践した後、僕のスピーキング力は動画内で解説しているくらいまでには伸ばすことができました。その他にも…
- 毎日膨大なリーディング
- 毎日大量のディスカッション
- プレゼンの準備
- エッセイの執筆
など、以前の自分では考えられないような英語環境を乗り切るくらいの英語力は身に付けることができました。
- 今度こそ本気で英語を話せるようになりたい人
- 短期間で圧倒的に成果を出したい人
- 隙間時間を上手に使いたい人
は、ぜひ活用してみてください!
留学前にこのプログラムは高い…と思う人へ
YouCanSpeakや7+Englishを真剣に使えばおそらくほとんどの人のスピーキング力がグッと向上するのですが、価格帯が割と高額。簡単に手を出せる金額ではないと思います。話せるようにはなりたいけど、留学することを考えるとできるだけ費用は抑えたいですよね!
留学前に読んでおくと良い英語学習法に関するオススメ参考書
ここでは実際に僕が読んで参考になった「実践的な英語学習」に関する書籍をまとめておきます。留学前にどんな勉強法で学習を進めて行けば良いか理解しておくと、英語力の上達はスムーズです!
留学前に英語力は伸ばすことができる!
以上、長々と解説してきましたが、英語力は留学前に伸ばすことができます!聞けない、話せない人ほど、「英語脳」が未発達なことが多いし「英語を使う」ということが圧倒的に不足しています。
英語力は目に見えるものではないし継続が必要ですが、やった分だけ必ず伸びていきます!留学を人生の転機にするためにも、今すぐに行動しましょう!
【YouTube動画で記事内容を簡単に解説!】
これから留学に行くけど、その前に少しでも英語力上げておきたいな…。留学した人はどんなことしてたんだろう?