こんな疑問に答えます!
- 留学用の英語を勉強する上で本を選ぶ基準
- 日常会話レベルの英語力を底上げするオススメ参考書
- 綺麗な発音ができるようになるオススメ参考書
- 留学でスピーキング力を伸ばすオススメ参考書
- 留学で実践力が身に着くオススメの文法書
- 英語学習法のオススメ参考書
- 留学で使えるオススメの英単語帳!
僕はオーストラリアのメルボルン大学に進学・卒業し、オーストラリア在住歴は5年になりますが、留学当初は英語が全くできなくてすごく苦労しました。
海外大とか元から頭良かったんでしょ?とか、英語最初からできたんでしょ?ってよく言われるけど、ドライアイに鞭打って本を大量に漁り読み、苦笑されながら片言の英語を必死に使い倒し、ホストシスターズ(高校生)の爆速英語を白目になりながら毎日聞いた。
簡単に言うけど、すんげー勉強したんだからなw pic.twitter.com/rllDh8Ynje— ちーや🇦🇺メルボルン (@chiyahenyMel) 2019年2月23日
短い留学の期間で最大限の成果を出したいですよね!帰国した時に「英語、すごく上手になったね!」って言われたいですよね!そんな人は、ぜひ見てください!
留学で英語力を伸ばす勉強本を選ぶ基準
書店やネットを見るといろんな参考書が並んでいてどれを選んで良いかわからなくなりますよね!まずはどのような参考書が留学で役立つのかについて、簡単にご紹介します!
留学に必要な「英語の実践力」に重きが置かれているか
留学で最も重要になるのは、リスニングやスピーキングといった実践的な英語力です。
実践的な英語力=相手の話していることを適切に理解し、自分の考えや想いを正しく伝える力
リーディング・ライティングももちろん大切な英語の要素ですが、留学では圧倒的に人とのコミュニケーション能力が求められます。
この実践力を底上げするためにはリスニングとスピーキングの要素が欠かせません。受験で使用する参考書は基本的に「文字ベース学習」と呼ばれるものに重点が置かれていて、受験で求められる読み・書きが中心ですが、実践的な英語力を身に付けるためには「音ベース学習」が必要になります。
リスニングもスピーキングも、「音」のベースが根底にあるからです。
留学に来た目的、英語力を伸ばす理由に合わせて参考書を選ぶ
「英語力」といってもその意味はすごく広く、英語を大きく分けてもリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4要素ありますし、その中でも単語を勉強するのか、文法に重点を置くのか、はたまた発音や音の聞き取りを重視するのかで参考書もトレーニング方法も異なります。
残念ながら、英語力をその本1冊で上達させるものはこの世に存在しません。
今どのような目標があって、英語の何を一番伸ばしたいのかによって、使う英語の参考書も柔軟に変える必要があるのです。
科学的根拠のある具体的な英語学習法が書いてあるか
英語習得法にもいろいろあって、僕もたくさんの本や参考書を読んだのですが、「これ、この人にしかできないだろ!!」って学習法も結構あって、中には根性論8割で固められているものも少なくありません。
科学的根拠の薄いトレーニング方法はいくら自分の勉強に応用しても英語力が伸びる確証はありませんし、大量の時間を無駄にしてしまう可能性もあります。
貴重な留学の期間は限られているので、科学的根拠に基づいた正しい方法論の書かれた参考書を選び、最短距離で英語力を伸ばしていきましょう!
留学にオススメの英会話フレーズ集
日常的に使用される英語というのはほとんど決まっていると言われています。
例えば、以下の会話。
僕は毎日カフェに行くのですが、このような会話を毎回しています。
「How are you?」が「How’s it going?」になったり「What can I get for you?」が「Would you like anything to drink start with?」になるなど、多少表現の幅はありますが、大抵の会話で使うものはほぼ同じです。
留学前にオススメなのは、このフレーズ集。
オーストラリアに4年間住んでいるのでわかることですが、この本に出てくる表現、めっちゃ使います!(笑)
日常の場面別にフレーズも分かれていてすごくイメージに残りやすいし、英語の音声も付いているので通勤・通学中に聞きながらアウトプットしておくと、留学したらすぐに使うことができます。
(僕は大学までの通学中、毎日欠かさず聴いて、歩きながらボソボソ呟いてました)
日常会話に重点を置いたものなので込み入った話やすごく深い話をする際の応用力はありませんが、日常会話はこの1冊で全てカバーできるくらいかなり作り込まれた参考書です。
留学前に綺麗な英語発音になるオススメ参考書
発音は実践的な英語力を身に付ける上ですごく重要で、発音が悪ければ相手に自分の英語を理解してもらえないし、リスニングにおいても「自分で話せないことは聞くことができない」と言われているので、英語の聞き取りもできません。
発音トレーニングを積むと脳内に「音」のベースが整うので、英語の聞き取りもスピーキングもグッと上達しますし、自分の英語に自信がつくので英語学習のモチベーションアップにも繋がります。
発音トレーニングにオススメなのが、これ!
タイトルそのまんまですが(笑)、発音が一切わからない英語初心者でもイラストを通して発音を矯正していく超わかりやすい参考書です!
中学レベルの英単語を使いながら母音や子音の基本発音、そして音の変化に付いてかなり掘り下げて解説されています。
舌の動きやポジションなど、本だけではわかりづらいところもDVDの映像でカバーされているので簡単に発音を矯正することができます。
留学でスピーキング力を伸ばすオススメ参考書
スピーキング力とは、自分の考えや想いを載せた英文を脳内で瞬時に作ることができるかどうか、です。
上級者になると英語を英語で考えられるようになりますが、英語力ゼロの状態でいきなりそれを目指すのは少しハードルが高くなってしまいます。
純国産の日本人がスピーキング力を上達させる最も最短の方法は、日本語で物事を考え、英語にする力を付け、次第に英語だけで考えるようにすること。
日本語で考えて英語に変換する時間が仮に5秒かかったとしても、それを繰り返すことで次第に日本語にかかる処理スピードが早くなり、結果として「英語→英語」にする方法です。
オススメの参考書は、コレ!
Amazonでベストセラーになっている参考書ですが、これから留学を考えている方、英語力ゼロの状態から英語力を伸ばしたい方は、絶対に使ってください!
この参考書を徹底的に使い倒すと、自分の考えや想いを自由自在に伝えるスピーキング力が身につきます。
日常会話フレーズを覚えるだけでは対応できない深い話や議論など、自分の伝えたい幅を広げてくれる一押しのアイテムです。中学レベルの英語力でも使いやすいような設計になっていて、日本語で考えてすぐに英作するという構成で話が進んでいきます。
英作文の本って結構難解でハードルも高いのですが、この本は「気付いたらいつのまにか終わってた…」というくらいかなり丁寧でわかりやすく、テンポよく進んでいくので、英語の勉強が長続きしない!という人にもかなりオススメです!
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
Beret Publishing Co. INC¥1,200posted withアプリーチ
留学で実践力が身に着く英語のオススメ文法書
文法はどんな言語を勉強する上でもかなり重要です。どんなに長い英文であっても単語という単位で構成され、文法というルールに基づいて配置されています。文法力がないと英語力自体が上達しなくなってしまいます。
例えば、以下の英文を見てください。
(これが昨日私の友達がくれたりんごです)
スッと頭に意味が入ってきますよね。
これが、文法の力です。
単語を理解していても、フレーズを頭に入れていても、文法力が欠落していると英語ではなくなってしまうのです。
難しい英文法を学ぶ必要はありませんが、英文法の基礎だけは固めておくようにしてください!
留学前にオススメしたい文法の参考書は、これ。
ゼロから英語を始める人に超オススメです!
Amazonの英語カテゴリーでベストセラーになった本ですが、中学レベルの文法を30日でサクッと学べるように作られています。文法のトピック毎にセクションが分かれていて、常時練習問題をこなしながら知識を定着させていくことができます。
「実践レベルの英語力」というと、複雑な英文を覚えなければいけない!と考えてしまうかもしれませんが、中学レベルの基本事項さえ押さえていれば十分です。
実践力を短期間で身に付けたい人は、まず先にこの参考書で英文法のキモを固めてください!
ただし、中にはTOEFLやIELTSなどで高得点を取りたい!という人もいると思います。そういう人には「一億人の英文法」がオススメです!
「英文法を使う」人のために作られた英文法の参考書です。
「英文法」というと堅苦しくてすごく難しいイメージがありますが、この参考書は話すための英文法を感覚的に身につけるような構成になっているので結構サクサク読み進めることができます。
僕もIELTSの点数を伸ばす時に超お世話になった参考書で、当時はかなり読み込みました。
この本に関してはKindle版がないので日本から持参するしかありませんが、「スピーキング力」を圧倒的に伸ばしたい!という人は、ぜひチェックしておくことをオススメします!
留学で使えるオススメの英単語帳!
日常の中で使われるフレーズが決まっていたように、単語においても使う単語は決まっています。
僕の経験上、日常会話の80%以上が中一レベルの単語で構成され、受験単語はほとんど出てきません。海外の映画やドラマを見ていればわかるのですが、「get」や「make」、「have」や「take」など、会話の中で登場する単語って中一で習ったものばかりなんですよね。
どれもBasic Englishと呼ばれるもので、基礎単語は850語だと言われています。留学前に実践的な英語力を身に付けたい人は、まずは中一レベルの英単語力を付けるようにしてください。
オススメなのは、これ!
中学レベルの英単語をこれ1冊で総復習できます。通常の英単語は単語と意味の羅列で無味乾燥していますが、イラストがかなり多く使われていてビジュアルで覚えることができます。音声も付いているのでイメージと合わせて使うとストレスなく気楽に暗記することができます。
本来実践的な英語力を短期間で身に付ける場合、英単語帳や辞書を使わないことをオススメしているのですが、中一レベルの英単語が抜けていると「音ベース」の学習効率がすごく悪いので、ここだけは暗記しておく必要があります。
英語力を爆伸びさせる英語学習法に関するオススメ参考書
英語習得法に関する本は、いわば英語学習の地図のようなもの。
何をどのように、どれくらい行えば良いのかという具体的な道筋を示すものです。科学的根拠に基づいた、特に脳科学を用いた英語学習法は大半の人に効果が期待できるものなので、すごくオススメです!
留学前に絶対に読むべきなのは、コレ!
脳の機能をうまく使い、どのように効率的に英語力を伸ばしていけば良いのか超具体的に書かれた参考書です。
これがオススメなのは、脳科学に基づいた英語学習法が提示されていることだけでなく、「なぜ苦手なのか」について書かれていること。
僕はスピーキングが苦手だったのですが、その理由が脳機能の観点からすごく丁寧に噛み砕いで解説してあります。
また、著者が英語初心者のレベルから英語を学習し始めた経緯から、英語初心者の知りたいことが科学的根拠をもとに丁寧に解説してありますし、トピック毎に解説が別れていて程よい量で構成されているのでスラスラ読み進めることができます。
留学前に読んでおくと、どこに重点を置き、どのような学習法で勉強していけば良いのかわかるので、すごくオススメです!
留学で英語力を伸ばすためには、勉強法や本だけでは足りない!
「〜留学で英語力が伸びない人の9つの特徴〜」でも書いていますが、どれだけ優れた勉強法や参考書があったとしても、それを実践する行動力がなければ英語力は伸びてはいきません。長く海外に在住している人でも英語ができなくて悩んでいる人はたくさんいます。
どれだけ英語に触れ、実際にどこまで使い倒せるかで、英語力は決まります。
この記事を読んでも95%の人は何も行動せずに終わります。この記事を閉じても構いませんが、留学できる機会は人生においてもそう多くはないので、貴重な時間を最大限活かせるよう、今からすぐに行動しましょう!