こんな疑問に答えます!
- 留学当初、僕は「留学ぼっち」だった
- 「留学ぼっち」の悲惨なリアル
- 「留学ぼっち」を解消する4つのコツ
僕はオーストラリアのメルボルン大学に進学・卒業しましたが、留学当初は友達が一人もおらず、「留学ぼっち」を経験しました。
中学生の頃、英語のテストがわからなすぎて『僕は日本人である』と回答し、職員室で叱咤激励を受けたのは何を隠そうこの僕である。
今思えば単語の1つでも覚えておけば良かったと思うのだけど、英語嫌いだった僕が海外大に進学し今尚英語を使って生活しているのだから、人生とはわからないものである。 pic.twitter.com/Hv8zcIMf6o— ちーや🇦🇺メルボルン (@ChiyaMelbourne) 2019年6月9日
留学先で友達ができるか不安ですよね!できることならいろんな人と繋がって、留学を有意義なものにしたいですよね!そんな人は、ぜひ見てください!
留学当初、僕は「留学ひとりぼっち」だった
僕は日本の大学を卒業後、メルボルン大学に進学するためにオーストラリアへ渡豪しました。
当時の人脈はゼロ。誰も僕のことを知らない。友達も、もちろん一人もいない。そんな状態からの留学スタート。
目標やゴールがあった分、僕の「やってやるぜ!」という勢いは凄まじかったと思いますが、その一方で「現地でうまくやっていけるのか」とか「友達できなかったらどうしよう…」などの漠然とした不安も、煮干しを全力で噛みたくなるくらいはありました。
(↑メルボルンの様子↑)
いざ現地へ到着して語学学校へ入るも友達ができる気配はなく、その状態で1ヶ月が経過。勢いだけはあった僕のメンタルも「そろそろやばいかもしれない…」と思うようになりました。
ホストファミリー以外会話する人がいない。ご飯を食べるのも、いつも一人。
ウサインボルトもびっくりするほどのスタートダッシュを切った僕も、「留学ぼっち」による寂しさから、「留学」そのものが怖くなったこともありました。
「留学ひとりぼっち」の悲惨なリアル
留学ぼっちだと以下4つのことが起きます。
- 英語力が伸びにくい
- フットワークが重くなる
- 精神的に孤独になる
- 自己否定が加速する
「留学ひとりぼっち」の悲惨なリアル1:英語力が伸びにくい
これは「学習ピラミッド」と呼ばれるもので、どのような勉強をした時に学習効率が高いのかを示した図です。
見たり聞いたりするだけのインプット学習よりも、ディスカッションや人に教えるなどのアウトプット学習の方が圧倒的に勉強効率が高いことがわかりますよね。
留学ぼっちの期間が長いと人と話す機会が少なくなるので、「英語を使う」頻度も少なくなりなくなります。
特に学習効果の高い「人に教える」などのアウトプット学習ができないと学習効率は極端に落ちてしまうので、結果として、英語力が伸びにくくなってしまうのです。
中学や高校のことを思い出してもらえるとわかると思うのですが、友達同士で英単語の問題を出し合ったり、お互いに勉強を教え合った方が圧倒的に頭に残るし、テストでも良い点数取れましたよね。
留学で一人になると英語学習の生産性も落ちてしまうので、できる限り人と関わる方が英語力は伸びていきやすいのです!
「留学ひとりぼっち」の悲惨なリアル2:フットワークが重くなる
「何かのイベントに行こうかな」と思った時、一人だと友達がいないので中々参加しづらいですよね。「友達を増やせるかもしれない!」とは思いつつ、知らない人がたくさんいる中に飛び込むのはかなりハードルが高いと思います。
友達がいればいろんな人とすんなり繋がれることでも、自分一人だと「どんな話をしたら良いんだろう?」とか「変な人だと思われたらどうしよう…」など、漠然とした不安に襲われますよね。
自分の知らない環境に飛び込むって精神的にかなりのエネルギーが必要になるので、「どうしようかな、行った方が良いのかな?」と思うことすらも面倒になってしまって、「重たい腰がさらに重くなる」という負の循環に突入することになります。
結果、一人で家に引きこもりがちに。
一旦引きこもると、「一人になりたい欲」が加速していきます。
【留学で引き篭もった結果】
「留学ひとりぼっち」の悲惨なリアル3:精神的に孤独になる
そして留学ぼっちで最も気をつけるべき影響は、精神的に孤独になること。
英語がわからなくて悔しい想いをしたり、仕事が見つからなかったり、できないことばかりで自分の無力さを痛感したりなど、そういったことが本当に小さなことに思えるくらい、留学における孤独は非常に辛いものがあります。
留学当初猛烈に辛いのは、英語ができなくて悔しい想いをすることでも、仕事が見つからなくて不安になることでも、できないことばかりで自分の無力さを痛感することでもなく、友達ができなくて孤独になること(経験済)。
— ちーや🇦🇺メルボルン (@ChiyaMelbourne) 2018年11月27日
留学における孤独は精神的にかなりくるので「留学」そのものが嫌になってしまうこともあるし、「なんでこんなに頑張ってるんだろう?」とか「日本に帰りたい」など、留学当初に抱いていたゴールや目標を見失うきっかけにもなってしまいます。
「留学ひとりぼっち」の悲惨なリアル4:自己否定が加速する
「精神的に孤独になる」に加え、留学ぼっちは「自己否定」も加速させます。
留学は基本的に失敗の連続で、日本であれば当然のことができないことも少なくありません。カフェでコーヒーをオーダーできなかったり、スーパーでまともに買い物ができなかったり、家から学校までの道で大いに迷ってしまったり。
「こんなこともできないのか…」と、自分の無力さで自己否定になりやすいのです。
特に留学ぼっちで一人だとどのように解決したら良いのかを教えてくれる人がいないし、「そのような経験をしているのは自分だけだ」と思えてくるので、自分が情けなくて仕方なくなるんですよね。
思い描いていた理想の留学とは大きくかけ離れた現実に「こんなはずでは…」と歯をくいしばる回数も増えていきます。
「留学ひとりぼっち」を解消する4つのコツ
ここでは「留学ぼっち」を解消する4つのポイントについて具体的に掘り下げていきます!
「留学ひとりぼっち」を解消するコツ1:日本人コミュニティに顔を出す
留学ぼっちをソッコーで解決できる方法は、やはり、日本人の友達を作ること。
英語のような言語の壁がないので、いきなり海外の友達を作るよりはハードルが低いのではないかと思います。
メルボルンには日本人のコミュニティがかなりあって、留学に来たばかりの人から長年にわたって滞在している人などいろんな人が集まるので、そこで同じような境遇の人を見つけることができれば、一気に打ち解けることができると思います。
確かに、英語力を伸ばす上では日本人との関わり合い方は考えるべきところはありますが、結局助けてくれるのは日本人だし、心の支えになるのも日本人です。
日本人と関わっていても英語力が伸びる人は伸びるので、まずは留学の孤独を分かち合える人を見つけるべきだと思います。
「留学ひとりぼっち」を解消するコツ2:現地大学の「日本語サークル(Japanese Club)」に参加する
これはあまり知られていない一種の裏技のようなものですが、大学の日本語サークル(Japanese Club)に行くと日本人の友達だけでなく、現地のネイティヴの友達を作りやすくなります!
例えば、日本の英会話サークルを想像してもらえればわかると思うのですが、「英会話サークル」とは言え、日本語を話しますよね!(僕が日本の大学で参加していた英会話サークルは半分以上が日本語でした)
日本語の方が話しやすいし、わからない単語等が出て来たら、どうしても日本語を使いたくなってしまうからです。
留学先の大学にある「日本語サークル(Japanese Club)」も同じように、日本語を話しますが、半分以上は英語です。
日本語ネイティヴの僕らはかなり需要があるし、向こうの学生も話をしたいので、相手から話しかけてくれます。
友達ができて、英語も練習できる。
留学当初は絶対に活用してほしい、ちょっとした裏技です!
「留学ひとりぼっち」を解消するコツ3:現地でアルバイトする
アメリカでは学生は働くことは許可されていませんが、オーストラリアでは学生であっても就労することができます。オーストラリアは物価も高いので、「大学に通いながらカフェで働いて生活費を稼ぐ」というのは日常的なことでした。
実際僕も大学に通いながらローカルのカフェで働いていたし、友達の中には家庭教師とシェフを兼用するなど、自分の好きなことや強みを生かして働いている人もたくさんいました。
アルバイトをするとその職場での繋がりが増えるし、接客業であればお客さんとも仲良くなれる可能性があるので、お金以外にも働くメリットがあります。
僕はカフェで働いている時にあるお客さんと仲良くなってハウスパーティに呼ばれ、そこでまた横の繋がりが増えるなど、良いことづくしでした。
「ローカルのカフェは少しハードル高いな…」という方は、日本食レストラン(ジャパレス)などで働くと同様の効果が期待できると思います!
「留学ひとりぼっち」を解消するコツ4:アクティビティ系のイベントに参加する
僕はメルボルン大学が主宰するフットサルリーグにチームを作って参戦していましたが、そこでも多くの友達を作ることができました。
最初は敵同士なのであまり会話することはありませんでしたが、試合を重ねるにつれて顔ぶれを何となく覚えるし、気軽に誰でも入れるフレンドリーマッチに参加すると、人との距離をグッと縮めることができました。
英語力に自信がない人でも身体を使うアクティビティであれば問題ないし、比較的簡単に仲良くなることができます。
フットサルだけでなく、テニスやスケボー、野球やバスケなど、いろんなアクティビティサークルがあるので、自分の得意なこと、好きな分野で楽しみながら友達を増やしてみてください!
「留学ひとりぼっち」は抜け出せる!
僕は友達や人脈がゼロの状態でオーストラリアのメルボルンに留学しましたが、最終的にはたくさんの人と繋がることができました。
自分のことを誰も知らない状態で生活基盤を整えていくのはすごく難しいし、辛いこともかなり多いですが、ぜひ諦めることなく、フットワークを軽くして、いろんな場所へドンドン飛び込んでいってくださいね!