留学してるのに英語が全くワカラナイあなたへ。ワカラナイ4つの原因と3つの対処法

ちーや
留学してるのに、ネイティブの話していることが全くわからない…

誰もが同じような経験をすると思います。僕が初めてオーストラリアのメルボルンへ留学した時も相手の話している内容を全く理解できませんでした。

この記事では

  • 留学で英語がワカラナイとどのような心理状況になるのか?
  • 留学で英語がワカラナイ4つの原因とは?
  • 英語がワカルようになる3つの方法

をお伝えします!

ゆっくり話してくれても英語の意味がわからないと「何のために留学に来てるんだろう…」って考えますよね!「ずっとワカラナイままかもしれない…」と思ってしまいますよね!そんな人は、ぜひ見てください!

留学してるのに英語がワカラナイと危機感が止まらなくなる

英語しか使わない環境に飛び込む留学。英語を使えるようになった未来のことを思い描いては理想の自分とを比べると、すごくガッカリしますよね!日本に帰ると「英語圏に身を置いていれば英語ができるようになる」と考えている人が多いので、「何しに留学に行ったの?」なんて思われそうで、すごく怖いですよね!

学校教育の中でずっと英語を勉強して来たのに相手の言っていることが全く理解できないとこれまでの全ての勉強が無駄だったような気がして、すごく悲しくなりますよね!「私には語学のセンスがないんじゃないかな…」なんて考えてしまいますよね!

そんな「英語ワカラナイ」のループにハマると、次第にこんなことを考えるようになります。

「もうずっと、英語がわからないままなのかもしれない…」

留学で「英語がワカラナイ」4つの理由

留学しているのに「英語がワカラナイ」にはいくつか理由があり、それは突き詰めると4つしかありません。1つ1つ対処していくことで、英語は少しずつ伸びていきます!今の自分の現状と照らし合わせながら、見てみてください!

英語力が圧倒的に欠落している

当然と言えば当然のことなのですが、英語の基礎が抜け落ちていれば相手の言っていることを理解することはできません。土台の固まっていない土地に建物を建てることはできないように、単語と文法の欠落は相手の話を理解する上でかなり致命的です。留学しているのに英語がワカラナイという人の多くは単語力や文法力と言った英語の基礎の部分が欠落しています。「単語力、文法力に自信がないな…」とか「もう一度英語の基礎を一からやり直したいな…」という方は、以下の記事を参考にしてみてください!

英単語が全く覚えられない人へ!絶対忘れない効率的な覚え方!

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英文法勉強法!僕が3ヶ月で英文法を覚え海外大に進学した方法

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また、仮に単語や文法の基礎があったとしても英語がワカラナイ時があります。その場合、理由は限られているので、以下の記事を参考にワカラナイ理由に応じて対処していってください!

英語が全くワカラナイあなたへ!ワカラナイ7つの理由と勉強法

2018年11月5日

環境が英語になっていない

英語力以外にも、英語を理解する上で障害になっているものがあります。それが「環境設定」です。脳科学においては、日本語を多く使う環境は英語脳を作るという点で成長の阻害となる可能性がある、と言われています。

例えば、リスニング力を伸ばそう!と考える時は、脳内を「英語という言語が音として聞こえる」状態から「英語を聞いてその内容を理解できる」状態に作り変える必要があります。日本語の場合、脳内では脳の側面に位置する「側頭葉」の内側から下側にかけて脳神経が伸び、言語を理解する脳の分野への道が形成されているので、「朝食」と聞くと「朝食」として反射的に理解できるようになっています。

しかし、英語においてはこのルートを使用することができません。

英語を聞いても理解分野へ脳神経が伸びていないので、脳は音として認識してしまい、言葉が耳から入って来てもすぐさま理解することができないのです。日本語を聞く時のように「Breakfast」と聞いたら「朝食」とすぐに理解できるような「理解」を司る脳分野への英語用のレール新たに敷いてあげる必要があるのです。

このレールを敷くためには「英語を英語で理解する」という試みが必要なのですが、日本語がそこに介入してしまうと、英語のレールに日本語のレールが被ってしまうので、脳神経の成長を阻害する可能性があります。特に英語を聞いて聞き取れない部分があると「あの単語って…」と考えている場合は、脳内では記憶分野を使用しているので、理解分野を刺激できていないのです。

理解分野へ脳神経を伸ばすことができないので、留学しても英語がワカラナイままなのです。

英語を使う友人が周りに少ない

脳科学的には、人は自分の口で話せることは、聞くことができる、と言われています。

逆に言えないことは聞くことも、理解することもできません。特に英語には日本人が普段使わない音がたくさんあるので、発音が難しくて言えないことは多々あると思います。僕は滑舌が元々良くないので英語の音を正しく発音するにはかなりの時間がかかりました。

また、日本で英語学習が難しいと言われている大きな理由の1つですが、英語を使う人が周りにいなければ自分の発音を矯正してくれることも、英語そのものを使う頻度は少なくなります。留学に来ている人でも、家とジャパレス(日本人経営のお店)の往復のみをしている人は日本の生活と変わらないので英語を使う機会がありません。

結果として、留学しているのに英語がワカラナイに繋がってしまいます。

今自分が留学でどのような生活を送っているのか、日々の中で英語を使用する頻度はどれくらいなのかを今一度振り返ってみてください!

英語への苦手意識

これに関しては、英語初学者の誰もが必ず通る道なのですが、精神的な部分は英語力に大きく影響します。特に、自信のなさや英語への苦手意識は英語理解への障害となることが非常に多い、と言われています。

脳は自分の興味のあることに関しては情報をどんどん自ら吸収しようとします。僕は小1〜小6までピアノ教室に通っていましたが、正直「通わされている」という意識が非常に強く、全く伸びませんでした。しかし、当時大流行していた「世界に一つだけの花」をどうしても弾きたくなった僕は、これまでが嘘のように自分から物凄く練習するようになり、結果として、たったの10日間で楽譜を見なくても弾けるくらいに上達しました。

同様の理由から、英語に苦手意識を持っていると嫌々ながら勉強することになるので脳は英語に関する情報を自ら取り込もうとはしませんし、英語の理解分野への脳神経のレールを敷くこともありません。

しかし、英語が好きであれば、その伸びはすごく早いのです。

そして英語を理解できたこと、自分の話が相手に通じたことが自信になると、脳は英語に関する情報をより一層集めようと必死になるため、英語力上達の流れが好循環になるのです。

英語への関心が薄かったり苦手意識を持っていると英語力向上の足かせになりますが、「興味」に基づく自信は英語力上達に拍車をかけるのです。

留学で英語がわからない時の3つの対処法

これまでお伝えしてきた上記4つのワカラナイ理由ですが、1つ1つ対処していくことで英語はワカルようになります!実際に僕が行ったことを脳科学をベースにお伝えしていきます!

脳内を「英語脳」に作り変える!

前述でお伝えしたように、英語を英語で理解するためには聴覚分野から理解分野に脳神経を伸ばす必要がありました。英語を聞いてもワカラナイのは、英語を理解するレールが脳内に作られていないことが主な原因です。

そして、リスニング力を飛躍させる上で脳科学的に一番効果が高いとされている学習法が「シャドウイング」です。

シャドウイングとは

リスニングから流れてくる英語の影(シャドウ)を追いながら英語を真似ること

シャドウイングは聞いた音をそのまま真似しながら発音し、英語の意味を理解しようとする学習法なので、脳内における聴覚分野と理解分野を同時に刺激することができます。シャドウイングを繰り返していると聴覚系から理解系へ脳神経が伸びるので、英語を真似るだけで日本語の時と同じような回路を脳内に作ることができるのです!

僕はシャドウイングを留学期間中、家と学校の通学時間を使って毎日2時間行い、夜寝る前にも1時間行いました。意外と少ないなと思うかもしれませんが、1時間シャドウイングを行うだけでも脳がかなり「英語」に染まります。シャドウイングをした後に同じ英文を聞くと英語が英語として入ってくる感覚があり、英語力のない当初はすごく自信になりました。

また、実際にシャドウイングを行なっている人であればわかると思うのですが、シャドウイングを行なった後はリスニングだけでなく、スピーキング力も同時に活性化しています。学校のプレゼンやIELTSのスピーキング前にシャドウイングを行うと普段よりもかなり良い点数やスコアを取ることができると思います!

シャドウイングにはいくつか注意点があり、やり方を間違えると学習効率を上げることができなくなってしまうので、以下の記事を見ての具体的な方法を確認してから行うようにしてください!

【最新版】英語力が超伸びるシャドーイング方法4つのコツ!

2018年11月5日

また、脳科学的に見た英語学習法についてはこちらを参考にしてみてください!

日本で外国人の友達を作る6つの方法とオススメアプリ5選!留学前はこれで友達を作りました

2019年2月12日

英語を使用する頻度を上げる

また、言葉にできないことは理解することもできない、とお伝えしましたが、一方で、正しい発音がわからなくても「使う頻度」が多ければ、聞いた時に理解へと繋がりやすいと言われています。

話す相手は別にネイティブである必要はないし、そもそも留学当初にネイティブの友達を見つけるのはかなり難しいと思います。日本人であればアクセントもイントネーションも自分とほぼ同じなので、お互いに英語の使用頻度をあげるとすごく効果的です。

もし、日本人同士で英語を話す時に「文法間違えたら恥ずかしい」とか「日本人同士なのに英語って…」と違和感を感じる場合は、アジア人の人と会話すると良いと思います。特に韓国人は日本人のアクセントに近いので、すごく聞き取りやすく、且つ向こうもこちらの言っていることを理解しやすい傾向にあります。

僕の今のハウスメイトは語学学校の一番最初のクラスで一緒だった韓国人の友達で、かれこれ4年のお付き合いです。ほぼ毎日話しているので複雑な表現を使用しなくてもわかってくれるし、僕も何が言いたいのかわかるようになりました。話す頻度はネイティブの友人と比較すると圧倒的に彼との会話の方が多いですが、僕のリスニング力はメルボルン大学の大学院を卒業できるくらいまでには成長しました。

「英語が使える=聞き取ることができる」は、脳科学的にも、そして僕の経験則的にも、正しいものだと思います。

英語の音の聞き取り練習法に関しては以下の記事に詳しく書いているので、ぜひ参考にしてみてください!

【最新版】ネイティヴ英語を一発で聞き取る3つの練習方法!海外大に進学した時にやったこと

2019年2月2日

目的意識を明確にする

僕の経験上、留学の目的をしっかり持っている人は英語力の上達そのものを目的にしている人と比べると圧倒的に英語力が伸びやすい傾向にあります。それは英語をツールとし、意識がその先の目標やゴールに向かっているからです。

脳は自分の好きなことに関しては積極的に吸収しようとする特性があることは前述の通りですが、「勉強」は通常、誰であっても苦痛を伴うもの(人によっては好きな人も…)です。しかし、「英語の勉強」を楽しみや興味に置き換えることで、英語から感じるストレスや負担を減らすことができます。

それが、留学の目的や自分のゴールを明確にすること、です。

僕の場合、留学の目的はメルボルン大学へ入学することでした。英語の勉強だけに目を向けるとすごく嫌気がさしますが、海外大のキャンパスを歩き、好きなことを好きなだけ学んでいる自分の姿を想像すると、ワクワクが止まりませんでした。

100メートルランナーが120メートルをゴールに設定して練習を重ねるように、英語力の獲得をスタートラインとするのかゴールにするのかによって到達速度は明らかに異なります。まずはご自身の目指す将来と照らし合わせ、そこに英語がどのような役割を果たすのかを考えると良いと思います。もし目標やゴールが見つからない場合は、以下の順序で考えてみてください!

英語を興味に置き換える方法
  1. なりたい自分とは?
  2. 将来どんなことをやりたいか?
  3. 今自分は何が好きなのか?
  4. 上記3つを達成するためには何をする必要があるのか(目標の分割)
  5. 留学は上記3つのゴールに対し、どんな役目を果たすのか?
  6. 英語力の向上は自分のゴールにどのように影響するのか?
  7. 英語ができるようになると、何が可能になるのか?

上記7つを明確にする時は、実際に紙に書き出してみてください!アメリカのWriting Resource社の社長でカリフォルニア州立大学やシアトル大学で教鞭を執っていたヘンリエッタ・アン・クラウザーによると、「紙に書き出す」と脳内の網様体賦活系(RAS)を活性化できるそうです。RASは脳内に入ってきた情報を選別し、どの項目に集中する必要があるのかを冷静に考える脳内のフィルターのような役目を果たしています。

つまり、紙に書き出すことで、その内容に集中することができるようになるのです!

やる気やモチベーション、そして英語力の向上そのものは「脳のワクワク」から生まれます。今一度自分が将来どのような姿でありたいのか、留学に来た目的は何なのか、英語ができるようになるとどんなことができるようになるのかを、今一度自分の中で確かめてみてください!

英語は、ワカルようになる!

僕も留学当初はネイティブの言っていることが一言も分からなくてすごく悔しかったし、これまでやってきた勉強の全てが無駄だったような気がしてすごく悲しくなりましたが、勉強した内容が頭に入っていることと、実際の場面でその内容を理解できるかどうかは全くの別スキルです。

理解分野へと伸びる英語用の脳内レールを作ることができれば、英語はグングン伸びていきます!そして英語力の先にある目標を明確にし、英語へのワクワクを持つことができれば脳は自ら英語を理解しようと動くようになります!

英語がワカラナイとイライラしたり、留学自体が嫌になったりするかもしれませんが、英語がワカルようになると留学自体が一気に楽しいものへと変化します!

諦めることなく、ぜひ頑張ってください!

あなたの英語力が留学をよりワクワクにするものへ、そして将来の可能性を大きく広げるものになることを、心から祈っています!

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