こんな疑問に答えます!
- 留学しても英語が話せるようになるわけではない!?
- 留学経験なしで英語を話せるようになる人の9つの特徴
- 留学経験なしで英語を話せるようになるための7つのコツ
僕はオーストラリアのメルボルン大学に進学・卒業しましたが、初めてオーストラリアに留学したのは23歳。それまではずっと日本で英語を勉強していました。
17歳: 人生野球
18歳: 受験失敗
19歳: 浪人→受験失敗→短大
20歳: 恩師に出会い勉強開花
21歳: 同志社編入
22歳: 英語勉強開始
23歳: 同志社卒、渡豪
24歳: メルボルン大学入学
25歳: 失恋で割と凹む
26歳: メルボルン大学卒業
27歳: Twitterフォロワー1.5万人、起業準備中#10年を振り返る pic.twitter.com/m66Uxk2MeG— ちーや🇦🇺メルボルン (@ChiyaMelbourne) September 24, 2019
留学って高いので、日本で英語力伸ばしたいですよね!できることなら、英語を話せるようになりたいですよね!そんな人は、ぜひ見てください!
留学経験があっても英語が話せるわけではない
「留学に行けば英語を話せるようになる」と考えている人は多いのですが、決してそうではありません。海外在住歴が長い人でも英語を話せない人はいるし、逆に短期間で英語力をグッと向上させた人もたくさんいます。
「英語力=英語に触れる頻度+使う回数」なので、長期滞在したからと言って必ずしも英語が話せるようになるわけではないのです。
初めてお会いする人との会話
🙋♂️『英語話せるんですね、オーストラリア長いんですか?』
僕『5年になります』
🙋♂️『あー、通りで!!』
僕『🙄』
英語力は滞在期間が長くても伸びない人は伸びないし、短期間でも伸びる人はたくさんいる。
結局のところ、どれだけ英語に触れ、使っているかだと思う。— ちーや🇦🇺メルボルン (@ChiyaMelbourne) October 4, 2019
もちろん留学すると英語に触れる頻度は増えるし話す相手も割と簡単に見つけることができますが、日本にいても英語環境は作ることができます。YouTubeを開けばネイティヴの英語をいつでも聞けるし、シャドーイングすればいくらでも英語を話すことができます。オンライン英会話なんて最高のツールですよね!
留学は一種の手段であり、日本にいても英語を話せる人はたくさんいます。留学の経験がなくても、英語は話せるようになるのです!
留学経験なしで英語を話せるようになる人の9つの特徴
留学経験がなくても英語が話せるようになる人の特徴は主に9つあります。
- 基礎英語が徹底的に固まっている
- 英語力の先に目的がある
- 毎日英語に触れている
- アウトドア派
- 英語を「使う」練習をしている
- ネイティヴの友達が多い
- わからない英語表現が出てきたら即調べる
- できる限り日常の中に英語を取り入れる
- 間違うことを恐れていない
1つずつ具体的に解説していきます!
留学経験なしで英語が話せるようになる人の特徴1:英語の基礎が徹底的に固まっている
英語を話せるようになる人の最も根本的な特徴は、英語の基礎が固まっていること。オーストラリアで5年生活していますが、英語を話せる人はもれなく英語の基礎を徹底的に固めています。
ここでいう英語の基礎とは、以下3つのことです。
- 英単語
- 英文法
- 発音
大切なのは、どれも「中学レベル」である、ということ。
「英語を話す」となると途端にハードルが上がり、大学受験の英単語帳や複雑な英文法を勉強する人が多いのですが、日常会話に難しい単語や複雑な英文法はほとんど登場しません。
日常会話の80%以上が中学で習う基礎単語。
メルボルン大学で専門分野についてディスカッションする時も難しい単語や複雑な文法はほとんど使わず、簡単な言葉で「伝える」ことがすごく大切でした。
留学経験なしで英語が話せるようになる人の特徴2:英語力の先に目的がある
この動画ではメルボルンの大学に通う現地の学生と留学のリアルについてぶっちゃけた動画ですが、英語力が伸びる人は、英語を手段にしているという特徴があります。例えば僕の場合、メルボルン大学で開発学を学ぶことが最初の目標でした。大学では大量の文献を読み、ディスカッションでネイティヴと議論し、プレゼンの準備をしつつ、エッセイを執筆する必要があります。
つまり、僕の中で「英語を学ぶ」という感覚はなく、大学で開発学を学ぶための手段でした。
(↑メルボルン大学の様子↑)
オススメなのは、好きなことを「英語で勉強する」こと。
脳は自分の興味関心のある物事や情報はいち早く吸収する特性があるので、その好きなことを「英語で勉強する」という位置付けにすると「好き」という気持ちが勝るため、英語の勉強そのものが苦にならなくなるのです。
まさに、「好きこそものの上手なれ」なんですよね!
留学経験なし英語が話せるようになる人の特徴3:毎日英語に触れている
僕らは日本語を意識することなく話すことができますが、これは僕らが日常の中で日本語に触れ、実際に使っているからです。日本語を使わなくなると言葉が出てこなくなるし、漢字なんて今ほとんど書けません(←マジで)。
同様に、英語も日常的に触れてないと中々伸びてはいかないし、英語力が高い人でも定期的に触れていないとあっという間に落ちてしまいます。
ぶっちゃけた話、留学している人でも日本語環境の人はたくさんいて、英語に触れる機会を自分から遠ざけていることも少なくありません。留学に行っても話せない人もいれば、日本にずっといても話せるようになる人もいます。
結局のところ、日常の中でどれだけ英語に触れ、使えるかどうか。留学は1つの手段であって絶対ではないし、日本にいても英語は話せるようになるのです!
留学経験なしで英語が話せるようになる人の特徴4:アウトドア派
「英語に日常的に触れる」とさほど変わらない理由ですが、「英語を話す」ことを目的にしている場合、外に出る人の方が英語力が伸びる傾向にあります。英語を話すためには実際に話す必要があり、家に引き篭もって英語環境を作るのは割と難しいからです。(僕がその挫折代表です…)
例えば、「家に帰って英単語や英文法を覚える!」と意気込んでいてもベッドがあれば寝てしまうし、結局はYouTubeを開いて好きな動画を見て1日終了、みたいなこともあり、1日を上手に使うことが僕にはできませんでした。
もちろん人によっては家にいながら勉強できる人はいるし、机に向かってひたすら勉強に勤しむ人もたくさんいます。しかし、外に出てカフェで勉強したり、外国人の友達を見つけに動いている人の方が、圧倒的に1日を上手に使える傾向にあります。
自分のことを「私、自分に甘いな…」と少しでも思っている人は、できる限り外に出て英語に触れる環境を強制的に整えることをオススメします!
留学経験なしで英語が話せるようになる人の特徴5:英語を「使う」練習をしている
この図はどんな勉強をした時に英語力が伸びやすいのかを表したもので「学習ピラミッド」と呼ばれるものですが、注目すべきは点線で引かれた上と下の部分。読む・聞くのインプット学習よりも、実際にその知識を使う・人に教えるなどのアウトプット学習の方が圧倒的に学習効果が高いことがわかりますよね!
英文を大量に読んだり、聞き流したりなどのインプットももちろん重要ですが、英語を話せるようになるためには実際に「英語を使う」必要があるのです!
大切なのは、中学レベルの英語を使えるようになること。
「中学レベル=簡単」と思ってる人が多いのですが、「知っている=使える」では決してないし、もし中学レベルの英語を使えているなら、それはすでに話すことができているはずです。
ウサインボルトがなぜ超高速で走れるのかという理由を知っていても自分が実際に走れるわけではないように、英語も中学レベルの英語を知っていても実際に使えるわけではないのです。
留学経験なしで英語が話せるようになる人の特徴6:ネイティヴの友達が多い
「英語を使う」の理由とほぼ同じですが、ネイティヴの友達が多い人も英語を使う頻度が高いので、結果として英語を話せるようになる傾向にあります。本で英語学習しているとどこか現実味のないものを勉強している感覚になるので「使う」という意識が中々湧きませんが、対人になると現実感が一気に出るので、結果として、英語を使います。
人とのコミュニケーションなので「もっとスムーズに話したい」とか「こういう時ってどんな英語表現を使ったら良いんだろう?」というモチベーションのようなものが湧いてくるので、英語学習そのものも続くようになります。
「英語学習は終わりのない旅」と言われることがありますが、英語を話せるようになるためには継続することが何よりも重要なので、そこにネイティヴの友達がいるだけで「英語=勉強」という感覚が消えていきます。
留学経験なしで英語が話せるようになる人の特徴7:わからない英語表現が出てきたら即調べる
「英語でどれだけ話すことができるか」は以下3つの要素に分解することができます。
- 話せる内容が頭にあるか
- 英単語や英語表現を使ってどれだけ表現できるか
- 英文法力を使っていかに正確に伝えられるか
英語を話せる度合いは目的やその人の度合いによって大きく異なりますが、「英語を話せる範囲」に関しては、英単語や英語表現をどれだけ知っているかに大きく依存します。頭の中にある英単語数が少なければいくら話したい内容があっても伝えられないし、英語表現を覚えていなければ微妙なニュアンス等も上手に表現できません。
わからない単語や英語表現が多いとすごくイライラするし、わからない自分への自己否定が止まらなくなりますが、逆に言えば、「ワカラナイ」は英語を話せるようになるための「成長の鍵」になります。
オススメなのは、ワカラナイ単語や英語表現が出てきたらその場でメモし、その日のうちに使ってしまうこと。
友達と英語で話す際に使用しても良いし、オンライン英会話の先生に使っても良いし、はたまた独り言で自分に語りかけるのでも良いと思います。つまるところ、英語力はどれだけ使えるかなので、ワカラナイ単語等が出てきた場合はその場で使ってしまった方が圧倒的に覚えやすいのです!
留学経験なしで英語が話せるようになる人の特徴8:日常の中に英語を取り入れる
これは賛否両論分かれる部分ですが、英語を話せるようになる人は日本語を多用しすぎない傾向にあります。
脳内で瞬時に英作し、それを実際に言葉として発声すること。
その際日本語で考えて英作文すると時間がかかりすぎて会話についていけなくなるため、最終的には「英語で考え、英語で英作する」という「英語脳」が必要になります。脳科学的にも英語力を伸ばす際に日本語が介入してしまうと英語力の成長を阻害することがわかっており、極力日本語を使わない方が伸びていきやすいことは確かです
「日本語を多用してはいけない=日本語の全てを排除しなければならない」というわけではありません。英語力の上達が早い人は総じて日本語能力も高い傾向にあり、日本語の支えが強い人ほど、英語力の成長が著しい傾向にあります。
日本語で話せないことは、英語でも話せないからです。
留学当初は全てを英語で考えなければいけないと思っていたし、日本語が頭をよぎる度に『これじゃダメだ…』と自分を責めてた。
でも純ジャパの僕の場合、日本語で言えないことは英語でも考えられないので日本語能力も絶対的に必要だった。
当時の僕に会えたら『日本語も圧倒的に強化せよ』と伝えたい。 pic.twitter.com/Msk8xK6zUL— ちーや🇦🇺メルボルン (@ChiyaMelbourne) July 12, 2019
日常的に英語を取り入れることで英語に触れる機会を増やし、日本語も増強しつつ英語を勉強することで英語力そのものも伸ばすことができます。日本語を徹底的に排除するのではなく、あくまで「同時に伸ばす」という感覚の方がバランスが良いのではないかと思います。
留学経験なしで英語が話せるようになる人の特徴9:間違うことを恐れていない
オーストラリアで5年生活してきてはっきりと断言できるのは、英語力が伸びる人は間違いを気にしない人が多い、ということ。
日本では「間違う=恥」という文化がありますが、英語力を伸ばす上で間違いを気にしている人は、留学で英語を喋れないで帰国する傾向にあります。何度も間違え、軌道修正を繰り返すことで徐々に伸びていくのが英語力なので、間違えることなしに話せるようになる人はいません。
例えば、地図もGoogleマップも手元にない状態で東京から北海道に行くことになった場合、道を間違えることなく辿り着くのはかなり難しいですよね。方向音痴の僕は開始3分で道に迷うと思います。同様に、英語も間違えては軌道修正を繰り返す中で伸びていくし、英語力が高い人ほど誰よりも間違えています。
留学においては「間違えた分だけ、英語力は伸びていく」のです!
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