こんな疑問に答えます!
- ディズニー映画で英語勉強をおすすめする6つの理由
- ディズニー映画で英語を勉強する時の映画の選び方
- 英語勉強におすすめのディズニー映画5選
- 映画で英語を勉強するおすすめの学習法
僕はオーストラリアのメルボルン大学に進学・卒業しましたが、留学当初は思ったように英語力が伸びず、すごく悩みました。
海外大とか元から頭良かったんでしょ?とか、英語最初からできたんでしょ?ってよく言われるけど、ドライアイに鞭打って本を大量に漁り読み、苦笑されながら片言の英語を必死に使い倒し、ホストシスターズ(高校生)の爆速英語を白目になりながら毎日聞いた。
簡単に言うけど、すんげー勉強したんだからなw pic.twitter.com/rllDh8Ynje— ちーや🇦🇺メルボルン (@chiyahenyMel) 2019年2月23日
映画で英語を勉強できるようになると英語力はグッと上達します。英語を楽しみながら伸ばしたい人は、ぜひ参考にしてください!
ディズニー映画で英語勉強をおすすめする6つの理由
ここではディズニー映画が英語勉強におすすめな6つの理由について具体的に解説していきます!
英語勉強にディズニーがおすすめな理由1:楽しんで英語を勉強できる
これ、英語学習で最も大切だと僕は思っていて、多くの英語教材・英語ノウハウが転がっているのにも関わらず英語力が伸びない理由は、大半の人が途中で挫折するからです。
英語力を爆伸びさせる上で最も大切なのは、継続です。
英語力が高いと言われている人は勉強を必ず継続していて、例外はありません。継続できるコツは人それぞれですが、共通しているのは英語を「楽しい」と感じること。ディズニーは「英語学習」ということを忘れるくらい没頭できる作品が多いので、英語の勉強そのものを続けやすいのです。
英語勉強にディズニーがおすすめな理由2:使われている英語が簡単
英語の勉強に挫折する多くの理由は、「英語が難しい…」と感じるメンタル的ハードルが主な理由で、僕も英語を勉強し始めた時は何回も挫折しましたw
しかし、ディズニーは大半のものが子供向けに作られているので、作中で使われる単語や表現はかなり簡単だし、小難しい話もほとんどありません。表現自体もシンプルなものがかなり多いので、英語を学習する人にとってはすごく良い教材になります。
英語勉強にディズニーがおすすめな理由3:英語がゆっくり
英語学習教材として紹介される洋画は使われている単語や表現がシンプルなものは多いのですが、「英語を話すスピードが早すぎて音の変化についていけない…」ということはよくあると思います。
僕も英語を勉強し始めた時はワカラナイ部分が多すぎて発狂の連続でしたが、1つでも聞き取れるようになったもの、できるようになったことがあれば英語力は確実に伸びていきます。
ディズニー映画であれば話すスピードは他の洋画に比べると超ゆっくりなので、「あれ、英語分かるかも!俺すげぇw」と、良い意味で勘違いすることができます。自信が出てくると英語へのモチベーションは上がるので、結果として英語力も伸びていきやすいのです!
『英語話す時は自信持って!』に疑問を持ってる人へ。
ある研究によると、自信のある人ほどスピーキング力が高くなりコミュ力や会話力が伸びる一方、不安が大きい人の上達は遅く、言葉や文法をより間違いやすいことがわかってます。
なので『あれ、俺英語話せるんじゃね?w』という勘違いは超最強です。 pic.twitter.com/8SricxjqXu— ちーや🇦🇺メルボルン (@chiyahenyMel) 2019年4月2日
英語勉強にディズニーがおすすめな理由4:スラングが少ないので標準的な英語が学べる
また、洋画で英語を勉強しようとするとどうしてもスラングが入ることがあります。スラングや現地独特のアクセントは、いわゆる「標準」と呼ばれるものとは大きく異なることが多々あり、英語初学者としてはかなり難易度高めになります。
カフェにて
🙋♂️: Hey mate, ha’s it goen?
僕: Goood, u?
🙋♂️: No bad, Ha can I elp u?
僕: Can I pls get di flat white?
🙋♂️: Easy, take away?
僕: Yap
🙋♂️: Sure, Hav a seat n will call ur name when it’s ready.
僕: Thanks!学校で習う英語とは全然違う。本当の英語力って、きっと標準の先。
— ちーや🇦🇺メルボルン (@chiyahenyMel) 2019年3月17日
ディズニー映画はそのようなスラングが出てくることはまずなく、中学や高校で習ったような英語を学ぶことができるのでおすすめです!
英語勉強にディズニーがおすすめな理由5:英語字幕(スクリプト)がある
「〜映画で英語を勉強するなら英語字幕は必須!〜」でも詳しく解説していますが、映画で英語学習する際は、英語字幕は必ず必要になります。映画の作中で話される英語は「自然な英語」なので、その中には多少省略が入っていたり、音の繋がりで分かりづらくなっている場合も多々あるからです。
例えば、「あの話ってどうなってんの?」という日本語も正しくは「あの話はどうなっているの?」ですが、音が繋がって少し変化していますよね。英語でも同じようなことがかなり起きていて「別の表現に聞こえる…」みたいなことって結構あります。
英語の字幕を使うとどんな英語が使われているのかすぐにチェックでき、自然な英語を英語のまま身に付けることができます。
ディズニーは最初から字幕が付いていることが多いし、ネットで探せば即座に見つけられることも多いので、圧倒的に英語学習者に味方なのです。
英語勉強にディズニーがおすすめな理由6:作中のセリフが豊富
「〜映画で英語を勉強する3つのメリット〜」でも詳しく書いていますが、映画で英語を学ぶ大きなメリットの1つは、生きた英語を学ぶことができること。教科書には載っていない自然な英語も、映画を使えば身に付けることができます。
そしてその自然な英語が使われるシーンが、作中のセリフです。
ディズニーは他の洋画に比べると会話シーンがかなり多く、日常でも使える英語表現がすごく多いのが特徴。俳優や女優が演じる洋画もすごくためにはなるのですが、アニメが比較的会話のやり取りが多いので、英語学習においては最強なのです!
ディズニー映画で英語を勉強する時の映画の選び方
ディズニー映画を選ぶ時のポイントは、一言で言うと、英語教材として英会話学習に使えるかどうか。具体的に掘り下げると以下4つのポイントを抑えているかどうかです。
- 英語字幕が付いているか
- 発音やスピードは聞き取りやすいか
- 英語が日常的なものか
- 映画そのものは面白いか
英語勉強におすすめのディズニー映画5選
ここではおすすめのディズニー映画を5つご紹介します!
英語勉強におすすめのディズニー映画1:塔の上のラプンツェル
ラプンツェルの特徴をざっくりまとめると
- 使われている英語が超カンタン
- 実際に使える英語表現がすごく多い
- 発音がすごく綺麗で聞き取りやすい
- 英語のスピードが早すぎない
はっきり言って、英語教材としてはマジで最強ですw
日本語で学ぶとかなり難しい仮定法も、ラプンツェルで簡単に学ぶことができます。例えば、こんな感じ。
- What if it’s not everything that I dreamed it would be?
(夢見てたのと全然違ったら、どうしたらいい?) - And what if it is? What do I do then?
(もし夢通りだったら、どうしたら良い?)
英語勉強におすすめのディズニー映画2:アナと雪の女王
使われる英語はラプンツェルと比較すると少しだけ難易度高めですが、基本的には易しい英語が話されていて、ラプンツェルと同じくらい聞きやすい作品です。使われている文法がかなりシンプルなので、作中では同じような構文もかなり多く登場します。
ディズニー映画(特にお姫様系)は少し特徴的な話し方をすることが多いのですが、「Let it go」でもあるように、「女王ではなく、私らしく生きる」というテーマなので、アナが使う英語はかなりカジュアルです。
歌もリズミカルなものが多く、勢いで英語フレーズを暗記することもできるので、英語教材としてはかなり優秀です!
英語勉強におすすめのディズニー映画3:美女と野獣
ミュージカル系が好きな人に圧倒的にオススメしたいのが「美女と野獣」。名曲が超多いことで有名な映画ですが、歌が耳に残るので自然に英語を口ずさむようになります。
また、この映画が英語教材として優秀なのは、同じ構文、構造が使用されていること。例えば、以下の文。
- I want much more than this provincial life.
(この田舎暮らし以上のものがほしい) - I want adventure in the great wide somewhere. I want it more than I can tell.
(どこか広大な場所で冒険がしたい。言葉で表現できる以上のものを見てみたい) - And for once it might be grand to have someone understand. I want so much more than they’ve got planned.
(自分をわかってくれる人が1人でもいたら、どれだけ素敵だろう。私は町の人達が想像している以上のものがほしい)
「Want more than ~」が何度も使用されています。この他にも同じような構造の英文がたくさん隠れているので、ぜひ探してみてください!
英語勉強におすすめのディズニー映画4:ライオンキング
今から約25年前に制作された映画ですが、アニメ映画市場の興行収入は歴代3位にランクインしている作品。知っている人も多いと思います(僕も小さい頃すごく観てた…)。
アフリカの動物たちの物語なので変な英語が使われてるのかと思いきや、めちゃめちゃシンプルな英語ばかりなのでいろんな意味でびっくりした映画です。例えば、主人公シンバ(子)がナラ(幼馴染)と出掛けて襲われた後、ムファサ(父)に救われた時の会話。
- シ: I was just trying to be brave, like you.
(僕は父さんみたいに勇敢でいようとしただけなんだ) - ム: I’m only brave when I have to be. Simba, being brave doesn’t mean you go looking for trouble.
(必要な時だけ勇敢になっているだけで、トラブルを探し回るってことじゃないんだ) - シ: But you’re not scared of anything.
(でも父さんに怖いものなんてないじゃん) - ム: I was today.
(今日は怖かったよ) - シ: You were?
(そうなの?) - ム: Yes. I thought I might lose you.
(うん、お前を失うかもしれない、と)
英語勉強におすすめのディズニー映画5:ベイマックス
僕は映画で泣くことはあまりないのですが、そんな僕の涙腺という牙城を悉く打ち砕いた映画です。兄弟愛に焦点を当てた映画ですが、周りの人の温かさや大切さにホッとする作品でもあります。主人公が14歳の少年なので使われる英語は少々大人びていますが、ベイマックスはヘルスケアロボットなので、英語は結構ゆっくりです。
この映画が英語学習におすすめなのは、日常に重点を置いたセリフが超多いこと。
- Dinner is on me!
(今夜は私のおごりよ) - Nothing is more than free food.
(タダ飯ほど良いものはないぜ!) - You made it!
(やったじゃん!)
- What’s wrong with you?
(どうしちゃったの?)
この4つだけでも日常の中ではかなり使用しますが、覚えておけばかなり役に立つ単発表現が多いのがベイマックス。留学前にこれを使ってシャドウイングし、意識しなくても使ええる状態にしておくとマジで便利です!
ディズニー映画で英語を勉強するおすすめの学習法
「〜映画で学ぶ効果的な5つの学習ステップ〜」でも詳しく解説していますが、映画で英語を勉強する時は以下5つの学習ステップを行うとすごく効果的です!
- 興味のある映画を選ぶ
- 日本語吹き替え版or日本語字幕で観る
- 英語音声・英語字幕で観る
- 聞き取れない部分をチェックする
- 聞き取れない部分だけをシャドウイングする
この5つのステップを踏むことで、「英語が英語で理解できる」ようになり、聞き取れる・話せる英語がドンドン増えていきます!また、発音もすごく綺麗になり、スラスラ言葉が出てくるようになるので、本格的に英語を実践レベルまで引き上げたい人にすごくおすすめです!
英語勉強にディズニー映画はマジでおすすめ!
これまでご紹介していたように、ディズニー映画は英語学習においてはかなり優秀です!特に英語初心者はディズニー映画で勉強すると英語力が圧倒的に飛躍します。
僕も留学当初は本当に英語力がなくホストマザーとまともに会話することもできませんでしたが、映画を通して英語力がかなり伸び、最終的には海外の大学でネイティヴと議論することができるようになりました。
ディズニーで使われる英語はかなり勉強しやすいので、ぜひ試してみてくださいね!