英語の長文書き写しではなく、音読orシャドウイングを!
英語の長文書き写しの主な目的はアウトプットすることにあります。筆写すると脳内では前頭葉が活性化しますが、それは音読やシャドウイングによっても同様の効果が得られることがわかっています。
音読やシャドウイングは筆写と違って疲れることもないし、時間もかかりません。英文を間違えることもないので、筆写よりも学習効率は圧倒的に高くなります。音読であれば同じ15分であっても英文に意識を置ける時間は長くなり、且つ何度もアウトプットすることができるので、英文構造の理解にも大きく効果を発揮します。
出典元:アメリカ国立訓練研究所(National Training Laboratories)
この図はどのような勉強をした時に学習効率が良いのかということを表したもので「学習ピラミッド」と呼ばれるものですが、注目すべきは点線の上と下の部分。(目で)読むだけや聞くだけのインプット学習よりも、実際に話したり、誰かに教えるアウトプット学習の方が圧倒的に学習効率が高いことがわかります。
そして大切なのは、この効率的なアウトプット学習の中に音読シャドウイングは入っていても、筆写は入っていない、ということ。
時間効率を考えた時に、筆写はあまりにも時間がかかりすぎるためだと考えられます。
どうしても筆写したい場合は、パソコンやスマホでタイピングすることでも多少の効果があるので、そちらで代用すると良いと思います。パソコンやスマホでタイピングすると疲れにくいし、慣れている人であれば時間もかかりません。もし英文を打ち間違えてもパソコンやスマホが勝手に直してくれるので安心です。
できる限り疲れず、時間のかからない、そして間違えない方法で英語を勉強するようにしてくださいね!
学習効率を上げ、英語力を伸ばそう!
英語力の上達は目にはっきり見えるものではないのでどんな学習が効率良くて、どのような勉強法がよろしくないのかわかりにくいと思いますが、音読やシャドウイングは同時通訳の人が必ず行なっている方法ですし、実際僕もメルボルン大学に進学する前は毎晩ずっとシャドウイングを繰り返していました。
「英語が伸びる」には、必ず理由があるのです。
英語学習は壁の連続ですが、ぜひ諦めずに頑張ってくださいね!
また、シャドウイングのやり方と注意点に関しては以下の記事に詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!
コメントを残す