こんな疑問に答えます。
- 大学在学中に留学すべき8つの理由
- 大学で留学する時に最も大切なこと
- 大学留学で目的を見失いそうになった時の対処法
僕はオーストラリアのメルボルン大学に進学・卒業しました。
海外大とか元から頭良かったんでしょ?とか、英語最初からできたんでしょ?ってよく言われるけど、ドライアイに鞭打って本を大量に漁り読み、苦笑されながら片言の英語を必死に使い倒し、ホストシスターズ(高校生)の爆速英語を白目になりながら毎日聞いた。
簡単に言うけど、すんげー勉強したんだからなw pic.twitter.com/rllDh8Ynje— ちーや🇦🇺メルボルン (@chiyahenyMel) 2019年2月23日
「大学在学中に留学すると周りから遅れるんじゃないかな」って思いますよね。「本当に意味なんてあるのかな?」なんて考えてしまいますよね!そんな人は、ぜひ見てください!
大学在学中に留学すべき9つの理由
ここでは僕が実際に留学した時に考えていた9つの理由についてお伝えしていきます!留学すべきかどうかを考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
1. 英語力を圧倒的に伸ばすことができる
ここは誰もが考えることではないでしょうか。英語を使うことができれば今後の将来の可能性や選択肢は大きく広がります。英語さえ出来てしまえば世界中どこに行ってもコミュニケーションが取れるし、海外を飛び回ることだって出来ます。
日本では場所によっては外国人を見つけるのも一苦労することが多いし、日常の中で英語を使うって結構ハードル高いですよね。僕の場合、日本で英語力を高めたい!と思っても中々勉強を継続できなかったり、机上の空論を学んでいるような気がして、全然身が入りませんでした。
しかし、留学して英語環境に強制的に身を置くと、必然的に英語を使うようになります。
使わなければ生きていけない!と思ってしまうからです。実際は生きていけるのですが、最初の留学は全てに必死なので、カフェでコーヒーをオーダーしたり、スーパーで買い物したりするなど、日常のほんのちょっとしたことでもかなりハードルが高くなります。最初は全てが難しく不安にもなるのですが、そのような壁を1つ1つ越えていくことで英語力は着々と伸びていくのです。
しかし、留学しているからといって英語力が必ず伸びるわけではなく、人によっては伸びない人もたくさんいます。留学しているのに英語力が伸びない人の特徴に関しては以下の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!
2. 世界中に友達ができ、価値観が広がる
海外留学を通して良かったと思えたのは、世界中に友達ができたこと。日本では考えられないくらい様々な国から来た人たちとの繋がりが爆発的に増えました。いろんな国の人と話すと、その背景にある文化や価値観の違いに触れることになります。
例えば、日本でビルなどを建設する時は鉄筋を使って絶対に落ちないように組み立てられますが、香港では足場に竹が使われます。
日本じゃありえないですよね。SNSに上げたら炎上ものですよね。
日本であれば常識であることが全く持って非常識だったり、逆に向こうの常識が日本では非常識だったりと、自分の中に標準が良い意味で崩れることになります。「こういうのもアリなんだね」と、ある意味許容範囲が広くなるというか、自分の世界観が大きく変化します。
近年日本への外国人観光客は増えてきてはいますが、外国人留学生の数は他国に比べると多くはありません。日本で生活していると、外国人の友達を作るどころか、接する機会も決して多いとは言えないと思います。海外に出るとこのような価値観の崩壊が起きるので、大学在学中に留学しておくと大きく成長することができます。
3. キャリアアップすることができる
海外の大学に直接留学する、という人も近年増えてきています。直接比較することはできませんが、海外の大学は基本的に日本の大学よりも世界ランキングが上です。世界ランキングの基準はそのランキングによって異なりますが、日本の大学はその入試レベルと比較すると圧倒的に世界ランキングから遠いものがあります。
World University Rankings 2019によると、メルボルン大学は32位ですが、東京大学は42位となっていて、就職においても、英語スキルが高いことから通常の就職活動よりも選択肢の幅が広くなる傾向にあります。
また、日本ではあまり知られていませんが、バイリンガル専用(海外の大学を卒業していれば基本的にOK)の就職フォーラムも世界各地で行われていて、そこに行くと日本の通常の就活コースであれば何回も面接を行なわなければならない某有名外資系企業も、数回の面接で内定を取ることが可能です。
友人の中には、ゴールドマン・サックスやマッキンゼー、BCG、ベイン・アンド・カンパニーなど、超有名企業に就職した人もいます。海外在住ということで優遇されることも多く、基本的に面接はSkypeなどを通して行われるため交通費で消耗することもそこまで多くはありません。
さらに、海外大を通して得た繋がりは非常に大きく、世界の第一線で活躍する人が多いので、自分がその後何か行動を起こす時に大きな味方となってくれる可能性があります。
僕の場合、各国の外交官が同じコースにたくさんいて、中にはメルボルン大学卒業後、そのまま国際機関にアプライして今現在も働いている友人がいます。彼らも僕が国際機関を目指していることは知っているので、国際機関に繋がる情報をシェアしてくれたり、人を紹介してもらえたりなど、多々助けてもらっています。
同じ場所で、同じ机を並べた友人は本当に一生もの。
海外大で得られるものは、語学や知識だけではないのです。
4. 日本をより知ることができる
日本の中にいてはわからない「ホントの日本」に気付くことができました。例えば、僕はメルボルン大学で開発学を専攻していたのですが、ある授業で国際協力の話から日本の政治の話に飛躍したことがありました。
「〇〇という場所で海難事故が起きた時、日本はどのように対処するのか?」
この問題は、一見すると国際貢献の話だけに見えますが、その背景には日本の政治的立ち位置が見え隠れしています。その当時はちょうど自衛隊をイラクに派遣するかどうかで問題になっていた時期だったので、どこまでのサポートをするのか、どのように物資を届けるのかなど、僕の知らないことばかりが政治的観点から議論されていました。
僕は軍事関係は勉強不足で知識は皆無だったとは言え、日本のことを何も知らないことに愕然としました。僕よりも海外のその分野を専門にしている人の方が日本について詳しく知っていて、彼から日本のことについてたくさん教えてもらいました。
中からでは見えないものでも、外から見るとわかることがあります。それは母国日本のことであっても同じなのです。
5. 海外の大学で勉強し、世界のレベルを知ることができる
上述のように、海外の大学は日本の大学と比較すると基本的には高い水準にあります。海外の大学で勉強すると、今どんな人が、どのように勉強しているのか、最前線ではどんなことが研究されているのか、等、世界のレベルを知ることができます。
もちろん、日本で学べることもたくさんあり、特に理系であれば日本が最前線であることも多いとは思いますが、それ以外のSocial Science系は基本的に海外の方が上なので、ご自身の学びたい学問、専攻に合わせて海外大を検討してみてください!
以下の記事に海外大の学生がどのような生活をしているのか、どんな日々をどのように過ごしているのかという、海外大のホントを詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!
6. 自発性を高めることができる
日本は僕らにとって母国なので、基本的に受け身でも何とか生きていくことができます。家に引きこもっていても情報は何となく友達伝いに流れてくるし、万が一失敗したとしても親を始め、身近な友達が救いの手を差し伸べてくれることだと思います。
しかし、海外留学は自分の頼れる人が一切いない状況から生活を始めなければなりません。自分から動かなければ情報は入っては来ないし、ましてや海外大は受け身でついていけるような場所ではありません。
日本の大学では先生から学生への一方向の授業がメインですが、海外大では積極的に会話に入っていく自発性がなければ議論からも遅れてしまうし、得られるものも少なくなってしまいます。
そういった場に身を置くと自発性は高めることができるし、何をするにも自分から動くようになります。
動かなければ何も始まらないこと、受け身では何も変えることはできない、ということを、僕は海外留学で学びました。
7. 自分探しをすることができる
大学3年生になると、多くの学生が「就活」という社会の用意した大きな壁にぶつかると思います。自分がどのような人間で、何がしたいのか、どういった部分を強調し、どの経験で会社にアピールするのかなど、「自分」について考える機会も多いと思います。
そうなった時に引き出すものがなければ、自分を語ることはできません。
海外では全てが刺激なので、新しい価値観や文化に触れる中で、自分のあり方や今後について深く考える機会も増えますし、日本で変わらない日常を過ごす中では見つけることのできない自分も、海外に出ることで発見することができます。
自分が本当は何をしたいのか、どんなことに興味があって、どのような将来を歩いていきたいのか。
そのような疑問を抱えている人は、大学在学中に留学しておくことをオススメします!
8. 社会人になってから留学の時間が確保しづらい
また、これはよく言われることですが、社会人になると長期で留学する機会は中々ありません。海外では長期休暇を取ることが普通になっていますが、日本社会ではまだまだ許されていません。
そんな中、半年〜1年の長期留学をするなんてことは会社を辞めない限り実現できることではないし、留学の準備を進めるのも働きながらではかなりハードルが高くなります。会社の中に入ってしまうと、良い意味でも、悪い意味でも、中の色に染まることになるので、外に一歩踏み出す勇気が持ちにくくなります。
時間に余裕があるうちに、背負うものが少ないうちに、海外に飛び出しておくことをオススメします!
大学で留学する時に大切なのは、目的!
大学で留学する上で最も大切なのは、目的、です。
留学はお金も時間も使う、かなり大きな投資のようなもので、留学の先に何が待っているのか、どのような展望があるのかなど、明確な目的や目標を持って臨まなければ得るものの少ない留学になってしまいます。
なぜ留学する必要があるのか、留学がどのように将来に繋がるのか、その経験を何に生かすことができるのかなど、海外に飛び出す目的を今一度はっきりさせるようにしてください!
大学で留学する目的や理由を見失いそうな時の対処法
とは言え、留学は長期間になればなるほど、その目的や理由を見失ってしまうことも少なくありません。留学は楽しいことばかりでなく、むしろ辛いことの方が多いので、「日本に帰りたい・・・」と思うことも一度や二度ではありません。ここでは留学の目的や理由を見失いそうになった時の対処法について、僕の経験を元にお伝えします。
同じ目標を持った友達と一緒に時間を過ごす
僕の場合、メルボルン大学に入学することを目的に留学しましたが、留学当初は英語力が思った以上に伸びず、何回も挫折しそうになりました。「僕の英語力って、このままずっと伸びないんじゃないかな・・・」なんて考えることもあって、モチベーションを保つのも必死でした。
そんな時、同じ語学学校でメルボルンの大学に入学するという同じ目標を持っている友達に出会い、彼らが必死になって勉強している姿を見て、「僕も負けてられない!」と、落ちかけていたモチベを保つことができました。
(↑僕が通っていた語学学校↑)
自分一人では難しいことでも、同じ目標を持った人たちと一緒にいることで、自分を奮い立たせることができます。1人でも良いので、自分と同じゴールを目指している友達を見つけるようにしてくださいね!
逃げられない環境に身を置く
人間は弱い生き物なので、誘惑があるとすぐに挫折しそうになります。メルボルンは大都市で楽しいこともたくさんあるので、本来の目的を忘れて遊び呆けたくなる気持ちも多々ありましたが、強制的に勉強する環境に身を置くことで、目的がブレないようにすることが出きました。
特に、周りの友達に「〇〇までに△△する!」と公言しておくと、自分の重たい腰をあげることができるので、すごくオススメです!そのような友達が出来づらい留学当初であれば、SNS等を使って日本の友達に公言するのも良いでしょう。
目標を自分の中だけに留めておくのではなく、周りと共有しながら、最終ゴールへと突き進んでいってください!
大学留学の理由を明確にすると、留学はもっと有意義に!
大学留学は理由や目的を明確にするとより充実したものになります。「意志あるところに、道は拓ける」というように、目指すものがはっきりしているほど、達成速度も速くなります。留学は大きな投資になるので、得るものが最大になるよう、ご自身の将来と照らし合わせながら、何を得られるのかを考えてみてください!
ちょっと宣伝です!
留学前の英語学習法に関しては以下の記事に詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!