こんな疑問に答えます。
- 英語の発音を矯正する5つのメリット
- 英語ネイティブ発音に近づけるためにすべき3つのこと
- 英語発音を矯正する5つのステップ
- 英語ネイティヴの発音を練習する時の4コツ
僕はオーストラリアのメルボルン大学に進学・卒業しましたが、22歳まで海外に出たことはなく、英語力もゼロでした。
勉強からとことん逃げ、毎日素振りすることだけが正義だった10年前。
その後真反対の人生を歩むことになりました。
ほんと何があるかわからないね😂#10YearChallenge pic.twitter.com/dk0aKnED7j— ちーや🇦🇺メルボルン (@ChiyaMelbourne) 2019年1月19日
発音が綺麗になると英語が伝わるようになるし、自信もついていきます。発音をネイティヴに近づけたい人は、ぜひみてください!
英語発音を独学で矯正する前の英語力
この動画は僕の5年前の英語力を紹介したものですが、ご覧頂ければお分かりの通り、留学当初、僕は英語が全くもって話せませんでした。
英語が堪能な友人からは「そのうち伸びるから大丈夫!」とか、「発音は意外と何とかなるよ!」と言われてましたが、本当の意味で「英語力ゼロ」だった人は僕以外にいないのではないかと思うくらい、絶望的な英語力でした。
スタート地点は人それぞれだと思いますが「この状態からでも英語を話せるようになるんだ!」と希望を持てると思うので、ぜひ見てみてください!
英語発音をネイティヴレベルに矯正する5つのメリット
英語の発音が綺麗になると以下5つのメリットがあります。
- 英語に自信を持てるようになる
- 言いたいことが伝わる
- リスニングが伸びる
- 海外の友達が増える
- めちゃめちゃ褒められる
英語学習においては1、3のポイントはすごく重要で、自信が持てるようになるとドンドン英語を話したくなるので英語学習の後押しになります。
また、発音が綺麗になると英語の「音」を脳が認識するようになるので「英語を英語として理解できる」ようになり、結果としてリスニングが伸びていきます。
英語発音をネイティヴのように独学で矯正する4つのポイント
ここでは初心者が発音を矯正する時のポイントを1つずつ詳しく解説していきます!
英語発音を独学でネイティヴレベルに矯正するコツ1:リンキング・リエゾンを知る
リンキング・リエゾンとは単語と単語の音の繋がりのことで、日本語でも頻繁に起こるものです。
- わたしゃーね=わたしはね
- そりゃねーわ=それはないわ
- おとーさん=おとうさん
これが英語になるとこんな感じになります。
- This is an apple.=ディスズアンアポー
- Would you like~=ジュライク〜
- How are you doing?→Hey ya doing?=ヘイヤドゥーエン?
全然違いますよね!
この音の変化を理解することでネイティヴが話しているような発音に近づけることができるのです。
英語発音を独学でネイティヴレベルに矯正するコツ2:リダクションを理解する
リダクションとは音の省略のことを指しますが、これも日本語で頻繁に使われます。
- テキトー=てきとう
- 行くでしょ?=行くんでしょ?
- ありがと!=ありがとう!
- I am going to~ → I’m gonnna
- I want to ~ → I wanna
- I have got to ~ → I’ve gotta (godda)
- I am trying to ~ → I’m tryinnya
- It’s kind of ~ → It’s kinda
- It’s sort of ~ → It’s sorta
ビジネスなどのフォーマルな場で使われることはあまりありませんが、カフェや友達との日常会話などではほぼ高確率で遭遇します。
この音の省略を理解しているとネイティヴの英語発音にグッと近づきます。
英語発音を独学でネイティヴレベルに矯正するコツ3:イントネーションやアクセント
日本語と英語ではアクセントの位置やイントネーションが大きく異なります。例えば、日本語は終始平坦に発音されますが、英語で波を打つような流れがあるのが特徴です。
上が英語、下が日本語ですね!
- The apple that my friend gave me yesterday was so sweet and that was the best ever.
英語で強くされる部分は赤い部分のみで、それ以外は小さく発音される印象です。
基本的に英語のイントネーションは重要な部分のみを強く発音することに重点が置かれているので、必然的に波を打つようなイントネーションになるのです。
英語発音を独学でネイティヴレベルに矯正するコツ4:英語独特のリズム感
英語ネイティヴの発音と日本人の発音が大きく異なるのはこのリズム感です。
日本人の多くは舌の位置や巻き舌などができないから発音が上手にならないと思い込んでいますが、ネイティヴ発音により早く近づけるためにはリズム感を出すことが大切だと僕は考えています。
特に英語は単語1つ1つにアクセントがあり、文章の中でどのような役割を果たすのかによってリズムが大きく変化する言語なので、リエゾンやリダクション、イントネーションはしっかりと理解しておく必要があります。
僕はオーストラリアでの5年間の生活の中で多くの日本人と出会いましたが、「正しい単語や文法を使ってるのに通じてない…」という人にたくさん出会いました。
正しいリズム感がないとネイティヴに伝わりづらく、言いたいことも理解してもらえないのです。
英語発音を独学でネイティヴレベルに矯正する3つのコツ
ここでは英語の発音をネイティヴに近づけるためにすべきことを3つご紹介します!
英語発音を独学でネイティヴに矯正する練習1:どの英語を学ぶのかを決める
「英語」と一言で言ってもイギリス英語やアメリカ英語、そしてオーストラリア英語など、それぞれの場所によって使われる単語や表現が大きく異なります。
アメリカでは使ってもイギリスでは一切使われなかったり、逆にイギリスで使うものがアメリカで使われなかったりと、結構違うんですよね。
※オーストラリアではイギリス英語の影響が大きいものの、アメリカ英語もかなり混ざっています。
引用元;7ESL
そして発音において最も気をつけなければならないのは、アクセントの違い。
オーストラリアは特に顕著で、Todayの発音が「トゥダイ」になったり、How are you doing?が砕けて「Hey ya doen?」などのように発音されます。
どの地域で英語を学ぶかによっても発音やアクセントは大きく異なるので、まずはどの英語を学ぶのかを決めましょう!
英語発音を独学でネイティヴに矯正する練習2:息の使い方
ネイティヴと話していると「めっちゃ声デカイ…」と一度は思ったことがあると思うのですが、声が大きいのには理由があります。
それは、英語ネイティヴは腹式呼吸で話すから。
英語と日本語では話す時の空気量が違うと言われていて、リエゾンやリンキングなどが多い英語ではより多くの空気をはきながら発音されます。
やや大袈裟でも良いので、息を思いっきりはきながら発音するとスムーズに英語を話すことができるのでおすすめです!
英語発音を独学でネイティヴに矯正する練習3:発生場所
英語と日本語では発生の仕方が違うと言われていて、日本語は下の図のように舌の少し奥で発音するのに対し、英語は喉の奥の方で発生することが知られています。
これは「喉発音」と呼ばれていますが、やり方は簡単で、少し低めのトーンで発音するだけ。低い声で英語を発音すると、ネイティヴに近い発生の仕方になります。
英語発音を独学でネイティヴレベルに矯正する方法
ここではネイティヴの英語発音に近づけるための具体的な練習方法と5つのステップについて掘り下げていきます!
英語発音をネイティヴレベルに矯正する練習方法1:英文を見ながら聞いてみる
まずは英語音声のディスクリブション(英文)を見て音声を聞き、全体像を把握するところから始めましょう。
最初はわからない部分ばかりだと思いますが、この時点では気にせず、音声を止めずに最後まで一旦聞き流してください。英語の発音がどんな感じなのか、どのような雰囲気なのかを掴み取ることがこのステップでは大切なことです。
英語発音をネイティヴレベルに矯正する練習方法2:聞き取れない部分はどこか
英語の発音において、「発音できることは聞き取ることができる」と言われていて、逆に「聞き取ることができなければ、発音することはできない」と言われています。
いきなり全ての発音を矯正しようと考える人は多いですが、リスニングと発音には密接な関係があるので、まずは英文を一通り聞き流すところから始めましょう!
一度音声を聞いて、聞き取れない部分があれば、そこは実際に発音ができない部分です。
今どのような音が聞き取れないのか、どんな音を発音できないのかを確認してみましょう!
英語発音をネイティヴレベルに矯正する練習方法3:聞き取れない部分だけをシャドーイングする
聞き取れない部分のチェックが終わったら、その部分だけをシャドーイングしていきます!
英文全体をシャドーイングする人は多いのですが、発音できない部分というのはある程度決まっていて、逆に発音できる音は放っておいても発音することができます。
強化すべきは発音できない部分だけなので、まずは弱点に絞って発音を矯正していきましょう!
英語発音をネイティヴレベルに矯正する練習方法4:音声なしで音読する
重点的にシャドーイングが終わったら、音声なしで全体を音読していきます。
音声付きでのシャドーイングはかなり早いことが多く、特に最初はついていけないことも少なくないので、一旦音読で軽く試走して舌を慣らしていきます。
10回くらいを目安に、ドンドン音読していってください!
英語発音をネイティヴレベルに矯正する練習方法5:英語音声で全体をシャドーイング
ここからは全体を英語音声と一緒にシャドーイングしていきます。
最初は英文を見ながらでもOKですが、最終的には英文を見なくても暗唱できるくらいまでやり倒しましょう!
20~30回くらいやり込むとほぼ完璧に英語音声を真似ることができると思います。
英語発音を独学でネイティヴレベルにする練習時の4コツ
ここでは発音練習する時の4つのコツについて解説していきます!
英語発音を独学でネイティヴレベルにする練習時のコツ1:意味やスペルは考えない
ここで行なっているのは「発音の矯正」なので、英文の意味やスペルに意識を置く必要はありません。
英語の意味を理解しようとすると発音に集中できなくなってしまいます。
英文の意味はシャドーイングを繰り返す中で徐々にわかるようになるので、まずは発音を綺麗にするところから始めていきましょう!
英語発音を独学でネイティヴレベルにする練習時のコツ2:苦手な部分を重点的に!
前述のように、発音できない音はある程度決まっているので、そこのみを重点的に矯正していくようにしてください!
特に日本語にはない英語の音やリンキング、リダクションなど、慣れていない音を脳に刷り込んでいく練習が発音を矯正する上ではすごく大切になります。
短期間で発音をよくしたい場合は、弱点の穴埋めに集中するようにしましょう!
英語発音を独学でネイティヴレベルにする練習時のコツ3:最初はゆっくり発音でOK!
赤ちゃんは生まれてすぐに爆速では走れませんよね。ヨチヨチ歩きから始め、次第にゆっくり立ち、そしてようやく走れるようになります。
同様に、いきなり早くシャドーイングできるようになる必要はないので、まずはゆっくり発音するところから始めてみてください!
英語発音を独学でネイティヴレベルにする練習時のコツ4:自分の英語発音を録画する
僕は留学してからというもの、毎晩このような動画を撮っていました。これを僕は「日記アウトプット」と呼んでいますが、自分の英語発音を録音することで、いかに自分が発音しているのか、どのように矯正すれば良いのかなどが見えてきます。
最初は小っ恥ずかしいですが次第に慣れるので、ぜひやってみてください!
※YouTubeでどのように英語発音を矯正しているか(誤爆しているか)わかると思うので、気になる方はぜひ覗いてみてください!
英語ネイティヴのような発音を練習する時のコツ5:参考書やアプリはフル活用する
僕は発音を矯正する上でこの参考書を使ってました。
本のタイトルそのままですが(笑)、発音する時の口の動きや空気量の違いなど、初心者でもわかりやすいようにイラストを豊富に使って書かれているのでかなりわかりやすいです。
DVDもついているので、映像としても学ぶことができます。
また、アプリであればいつでもどこでも練習できるので、空き時間を有効活用したい人にはアプリがオススメです。
究極の英語リスニング【All-in-One版】添削機能つき
PLAYSQUARE INC.¥1,800posted withアプリーチ
発音練習はシャドーイングと組み合わせた方が効率的です。
このアプリはその名の通りリスニングに重点を置いたアプリですが、必要なところだけを何度も集中的に聞くことができる機能が付いているので、シャドーイングする際にはすごく便利です。
英語の発音は練習でネイティヴに近づけることができる!
僕は22歳まで海外に出たことはなく英語力はほぼゼロの状態で留学しましたが、最終的にはオーストラリアのメルボルン大学に進学。
ネイティヴにも「発音綺麗だね!」と言われるようになりました。
発音は才能ではなく努力でできるものなので、諦めることなく、頑張りましょう!