僕の英文法は、壊滅的だった。
動画を見ていただければわかると思いますが、留学当初の僕の文法力は、「I Cafe Go」レベル(冗談ではなく、マジです…)。
大学受験を経験してたのに、そんなことはありえない!と思う方もいらっしゃると思いますが、そんな方はぜひこの動画を見てください。
きっといろんな意味で涙が出ると思います(泣)
英語の文法はたった3つの要素と4つのドアで成り立ってる
「文法はむずかしそう…」と思うかもしれませんが、実はどんなに長い英文も、たった3つの要素で考えられます。そして「4つのドア」という考え方を理解すると、頭の中がスッキリして脳内での英作文もグッとラクになります!
(英文法が苦手!英語が話せない!と考えている大半の人が今回の内容を知りません…)
中学英文法基礎の前提①:英文法の3つの要素

- 主語(誰・何が?)
- 動詞(どんな状態 or どんな動きをする?)
- 修飾語(いつ、どこで、どんなふうに? などを詳しくする)
どんなに長い文でも、分解するとこの3つの要素に分けることができます!
例)I work at the airport.
- I → 主語(だれが?)
- work → 動詞(どんな動き?)
- at the airport → 修飾語(どこで? という追加説明)
中学英文法基礎の前提②:4つのドア

修飾語がドア③とドア④に分かれるイメージで説明すると、もっと整理することができます!
- ドア① → 主語(S)
- ドア② → 動詞(V)
- ドア③ / ドア④ → 修飾語(追加説明)
- 例)I (ドア①) work (ドア②) at the airport (ドア③) now (ドア④).
「3つの要素」をより細かく、文全体の構造を把握しやすいようにしたのが4つのドアの考え方です。
ドアにはそれぞれ役割がある

英語のドア①:主語が最も言いたいこと
- 誰か / 何かが、どうしたい or どうなっているのか
- 多くの場合、文頭に来る
- 文の中心になるので、英語では主語を省略しない
例)He is tall. / My father works here.
英語のドア②:動詞が文の状態・動きを決める
- 主語がどんな状態か / 何をするかを表す
- 「英語の時制」や「三人称単数の s」などのルールはここで決まる
例)He is tall. → 状態を表す (is)
例)He walks. (主語が he なので walk に s → walks)
主語の次に置かれる要素になります!ここに入る言葉は日本語で「〜う」で終わる言葉!
例えば、「泳ぐ」とか「走る」等の単語はぐーぅ、と、最後「う」の音で終わってますよね!
- 泳ぐ
- 〜です
- (物や人を)〜させる、〜にする
こういう言葉がドア②に入ります!

ちなみに、英語で「現在形・過去形・未来形」など、時間をコントロールするのは動詞の形(ドア②)だけです!
- I walk.(今の習慣)
- I walked.(過去)
- I will walk.(未来)
(僕含めて、、、)「日本人は時制の間違いが英作文でも会話でも多い」と言われていますが、英作文をする際にドア②に入る単語や言葉の時制を先に決めてしまうとこの間違いがかなり減るのでオススメです!
英語のドア③・ドア④:修飾語で詳しく説明する
文の具体的な説明をする言葉が入ります!例えば、
- I work.(私は働く)
これだけでも意味は通じますが
- I work at the airport(空港で働く)」
だと、どこで働くのか、という具体的な説明が入ってますよね!こういう英文全体をより詳しく説明をする言葉がここに入ります!
つまり、「いつ? どこで? どんなふうに?」など詳しく説明したいときに、ドア③やドア④として情報を付け足せるイメージです。
例)I work at the airport now.
- ドア③ → at the airport
- ドア④ → now
英語の言葉が入れるドアは、決まっている

英単語や英語表現は、それぞれの特性や英語の形によって入れるドアが決まっています!
例えば、「Beautiful」という単語は「美しい」という何かを説明する単語なのでドア③か④に入ることができますが、それ単体では①に入ることはできません。

しかし、「The beautiful woman」のように、①に入れる単語とくっ付ける(英文を変形する)ことで①のドアに入れるようになります!
つまり、「英語の形を変えることで、位置を入れ替えることができるようになる」ということ。
これ非常に重要なので覚えておいてください!
(意味が通じるなら)同じドアなら入れ替えができる
例えば、同じ修飾語として使えるなら(文を具体的に説明する役割を担っているなら)、to不定詞 / -ing / 副詞なども置きかえが可能な場合が多いです!
入れ替え例 「I went to Australia to study.」と 「I went to Australia last year.」
- 前者は「オーストラリアへ勉強しに行った」→ 目的の具体的な説明
- 後者は「オーストラリアへ去年行った」→ 時間の具体的な説明
- どちらもドア③や④に入る修飾語なので、文法的に置き換えもOK
この「入れ替えOK」という考え方を知っておくと、英作文で「うわ、どう並べればええねん…」と悩むとき、「同じドアなら大丈夫だわ」と思えるのでかなり楽になります!
- 英文を変形すると別のドアに入れる
- (意味が通じれば)同じドア内の単語や表現は入れ替えできる
3人称単数の「s」もドア②だけ
「He likes apples」「She goes to school」といった動詞に「s」がつくルールも、ドア②に入る言葉が変化します!
英語で「He, She, It, this dog, my family」など、1つだけを指す主語(ドア①) のとき、動詞(ドア②) に -s がつくルールのこと
言葉が少し難しいですが、下記のように整理すると結構簡単になります!
- 主語がhe/she/itなど単数のとき → 動詞に -s
- それ以外(I, you, we, theyなど複数や例外) → 動詞はそのまま
日本人によくある「3人称単数」の間違いと気をつけるべきポイント
- 主語が「he/she/it」なのに、動詞に s をつけ忘れる
- ✕ He like apples.
- 〇 He likes apples.
- 主語が複数なのに動詞に s をつけてしまう
- ✕ They likes apples.
- 〇 They like apples.
- 「-s」 か 「-es」 か分からなくなる
- 「-es」 をつける場合 → 動詞が s, sh, ch, x, o などで終わるとき
- go → goes, watch → watches, brush → brushes
- 「-es」 をつける場合 → 動詞が s, sh, ch, x, o などで終わるとき
- 「do」を使う疑問文・否定文で混乱する
- 疑問文でdoes を使うなら、動詞は原形にもどす → Does he like apples? (✕ likes)
- 否定文でdoesn’t を使うなら、動詞は原形 → He doesn’t like apples. (✕ He doesn’t likes)
- 「everyone, someone, nobody」なども単数扱い
- ◯ Everyone likes apples (everyone → 主語が単数扱い)
- ✕ Everyone like apples
- “my family”“my group” などを単数扱いするか複数扱いするか迷う
- アメリカ英語だと “My family is big.” “My family goes on trips.” など単数扱いすることが多い