1. 疑問文って何?
たとえば「Are you tired?(あなたは疲れているの?)」とか、「Do you like cats?(ネコ好きですか?)」などが疑問文です。
実は英語の疑問文は、「Be動詞」か「一般動詞」かで作り方が変わります。でも大丈夫。
これまで習った「主語がドア①、動詞がドア②」を押さえておけば、それぞれの疑問文もスッと頭に入りますよ。
2. 英語の疑問文、どうやって作る?
4つのドアをおさらい
- ドア①(主語):誰が(何が)
- ドア②(動詞):どうする(どんな状態)
- ドア③ / ドア④(修飾):くわしい説明や追加情報 (いつ / どこで / どうやって など)
英語の文は、ふつう 主語(ドア①) + 動詞(ドア②) + 追加説明(ドア③/④) の形です。
疑問文とドアの関係
(A) ふつうの肯定文 (例)
He (ドア①) is (ドア②) tall (ドア③).
- ドア① = He
- ドア② = is (Be動詞)
- ドア③ = tall (形容詞の説明)
(B) 疑問文は「ドア②(助動詞/Be動詞)」を文頭に出す
- Be動詞がある場合
- Is he tall?
- ドア②の「is」が文頭に来て、ドア①「he」はそのあと、ドア③「tall」を続ける
- 一般動詞の場合
- ふつうは「do/does/did」を文頭に持ってきて、ドア① → ドア②(動詞の原形)
- 例)He plays soccer. → Does he play soccer?
- “Does” が文頭(助動詞としてドア②の一部)、主語(ドア①) “he”、そして“play”(ドア②の動詞原形)
ポイント:助動詞(またはBe動詞)を最初に持ってくる
英語では、質問をするときにドア②(助動詞/Be動詞) が先頭に来る形をとる
質問文の骨組みをイメージ
- 肯定文:ドア①(主語) + ドア②(動詞) + ドア③(修飾)
- 疑問文:[助動詞(Be動詞/do/does/did/will/etc.)] + ドア①(主語) + ドア②(動詞の原形) + ドア③(修飾)
例1: Be動詞の場合
- 肯定文:He (ドア①) is (ドア②) tall (ドア③).
- 疑問文:Is (ドア②) he (ドア①) tall (ドア③)?
例2: 一般動詞の場合
- 肯定文:They (ドア①) play (ドア②) soccer (ドア③).
- 疑問文:Do (助動詞としてドア②の一部) they (ドア①) play (動詞の原形) soccer (ドア③)?
疑問詞(Who, What, Where…)はさらに先頭
もし「どこ?」「誰?」などを聞く場合は、疑問詞を文頭におき、そのあとに助動詞やBe動詞を続けるイメージになります。
- 例)Where do they play soccer? / Who is he?
- ここでもドア①(主語) が「they」や「he」で、そのあとドア②(動詞)…という順です。
ただし疑問詞そのものはドア外というか、文の先頭に立って質問を作る合図になると考えてOK
どうして文頭に動詞が来るの?
文頭に動詞(助動詞)が来ると、英語では「ん? 何か聞いてるな?」という合図になります。
日本語で「~なの?」とか「~でしょうか?」という語尾がある感覚と似ています。
英語だと文の最初に「Are / Do / Does / Did」などがやってくると、「あ、これは質問だ!」とわかるんですね。
3. 疑問文で気をつけたいポイント
- Be動詞 と 一般動詞の見分け
- 「am / is / are」は最初に出すだけ
- 一般動詞なら「do / does / did」を最初に出して、動詞は原形に戻す
- どっちを使うか迷ったら、元の肯定文(ドア②がBe動詞か一般動詞か)を確認しましょう。
- 三人称単数現在形のとき
- 「He / She / It」が主語で動詞の形が現在形(元々の形や進行形)の場合、一般動詞なら Does を使う。
- 元の動詞は原型(元々の形) に戻る。
例)He plays → Does he play ?
- 過去形のとき
- 一般動詞なら Did を使う。
- 動詞は 原形(元々の形)に戻る。
例)They watched → Did they watch ?
- Yes/No で答える
- 「Are you hungry?」→ 「Yes, I am.」 / 「No, I’m not.」
- 「Do you eat sushi?」→ 「Yes, I do.」 / 「No, I don’t.」
- 答えるとき、助動詞を繰り返して答えるのが英語の特徴です。
- Be動詞の場合:Yes, I am. / No, I’m not.
- Do / Does / Did の場合:Yes, I do. / No, I don’t. etc.
4. 疑問詞(What, Where, When, Why, Who, How…)も同じ流れ
疑問詞とは、「What / Where / When / Why / Who / How」など、“何を聞きたいか”を示す言葉です。以下に代表的なものを整理します。
What, Where, When, Why, Who, How などを文頭に足すだけでOK。その直後に「Be動詞 or do/does/did + 主語…」が来ます。
5. 練習問題:疑問文を作ってみよう
(1) 彼は背が高いですか?
使う単語: tall / is / he
▶︎ヒント
主語「He」、ドア②は Be動詞「is」。文頭に Be動詞を出す。
▶︎解答例
Is he tall?
(2) あなたはピザを食べますか?
使う単語: you / do / eat / pizza
▶︎ヒント
主語「you」、一般動詞「eat」→現在形→ do
▶︎解答例
Do you eat pizza?
(3) 彼女は仕事を辞めましたか?(過去形)
使う単語: quit / job / her / did / she
▶︎ヒント
彼女が“辞める”は quit(やめる)など、過去なら did。
▶︎解答例
Did she quit her job?
(4) あなたはその映画が好きではないのですか?
使う単語: like / movie / you / not / do / the
▶︎ヒント
Yes/No疑問文でも否定形で聞くことはある
▶︎解答例
Don’t you like the movie?
(または “Do you not like the movie?”)
(5) どこで彼女に会いましたか?
使う単語: did / meet / you / where / her
▶︎ヒント
「Where」+ did(過去形)+主語(you)+動詞(meet)を原形に。
▶︎解答例
Where did you meet her?
6. まとめ
- 疑問文は、助動詞(Be動詞 or do/does/did)を文頭に出す
- 主語(ドア①) → 動詞(ドア②)(原形に戻す) の順で続く
- 三人称単数現在形なら does、過去形なら did
- Yes/No で答えるときは、助動詞を繰り返す
- Are you…? → Yes, I am. / No, I’m not.
- Do you…? → Yes, I do. / No, I don’t.
- Does he…? → Yes, he does. / No, he doesn’t.
- 疑問詞(What, Where…)を使う場合も、ほぼ同じ並びに“疑問詞”を前につけるだけ
英語の疑問文は、ドア②(動詞)が張り切って先頭に踊り出るイメージと覚えましょう。
慣れるまで「Who is ~?」「Where do ~?」など質問形をたくさん声に出して練習すると、自然に疑問文が口をついて出るようになりますよ。